Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

スカート presents ”Town Feeling” live at 新代田FEVER

スカート主催のライブイベントに柴田聡子が出演するというので急遽参戦。場所は下北沢のライブハウス新代田fever。

 

・どついたるねん

柴田聡子とは一緒に音源リリースもしたことがあるという盟友的バンドとのことだったが、ボケなのか何なのかまったくよく訳のわからない言動行動で大声を張り上げながら登場してきた意味不明なノリで一気に引いてしまった。基本メンバー構成はツインボーカルなんだけれども、楽器メンバーもVoを取るスタイルなのはそれはそれで悪くないが、兎にも角にも全員とにかく歌が下手というレベルでは語れない程のド下手ド音痴な上に、不細工でデブだらけの見た目もBADなさらに上に、ただがなり上げて吠えるだけの素人以下の音楽とは到底言えないスタイルで、もう全てにおいて理解不能な感じ。寒すぎる内輪ネタだらけのギャグ連発で凍え死にそうになり、途中から友人だというこれまた寒すぎる一発屋芸人”ですよ。”本人が登場してきて平成一つまらない例のギャグを令和元年にやるという暴挙も含めて何から何まで寒すぎて凍死確定なレベルの酷過ぎる学芸会だった。自分がこれまで観てきたライブの中でこんな偏差値が低いバンド演奏は初めてだった。とにかくただただ苦痛だらけの40分間、人生で最も無駄な40分間だった。

 

・柴田聡子

2019年は柴田聡子というアーチストにどはまりした一年だった。【後悔】と【結婚しました】の2曲は本当に良く聴いた。弾き語り時代は全く興味がなかったのだが、直近2作目辺りから柴田聡子with fire名義のバンド編成に活動をシフトして、山本誠一やくるり岸田氏のプロデュースのアルバム制作を経てから、妙に独特で心地よい彼女独自のGroove感が妙に癖になっていて、気づいたらドはまりしていた。そんな個人的大注目のミュージシャンのライブを前列2列目ど真ん中という絶好の位置でライブを堪能できるとはこんなに嬉しいことはない。おごそかに登場してきて照れながら演奏を開始する。妙な柄のセーターも含めて人懐っこい愛嬌のあるキャラクター前面に出た佇まいがいい。いるだけで回りをほんわかとさせる柔らかい雰囲気と、内に秘めたる熱量を不器用な感じで音楽にぶつけている独特なエネルギーが彼女が作り出す独特な作風(譜割りや歌い回し)もあわせて妙なグルーブ感を産んでいるのだろうか、とにかくそれが癖になる。冒頭に記載した2曲もしっかり聴けたし、音源ではライトな打ち込みサウンドなのに、ライブではアドリブ満載のまるでマイルスデイビスと一緒にプレイしているかのようなめちゃくちゃな展開で全く別物のアレンジになっている【ワンコロメーター】にはライブの醍醐味である高揚感を感じさせられた。非常に魅力的なミュージシャンのひとりであるとライブを見てあらためて感じさせられた。

 

どついたるねんでの極度の疲労と、お目当てのミュージシャンで燃え尽きてしまったので、スカートは結局観ずに退場。