Shibuya club Quattro 35th anniv “new view”
柴田聡子と家主という大好きな2組がツーマンライブを開催すると知った瞬間に即チケットゲット。
会場は渋谷クラブクアトロ。キャパ750人が埋めきれるのか少し心配で、2組の公式Xが直前になってもライブ告知をしていたのでその心配感がさらに加速。ただそんな我々の余計な気遣いは全くの不要でした。開演30分前に入場してみたら既に8割近い観客が入っており、中央エリアで待機していたらスタッフからお客さんが入りきらないのでどんどん前に詰めるように再三再四のアナウンス。結果的に超満員の集客だった。
•家主
キャップを被って髭面の田中ヤコブを筆頭に家主の面々が登場。いきなりヤコブ氏がべらべらと長々と話し出した。冒頭長いMCで始まるライブはなかなかないかもしれない。ディストーション強めのヘビーなギターサウンドに包まれながらロックバンド然としたバンドパフォーマンスにまず痺れる。田中ヤコブさんギターソロずっと弾きまくり。このバンドの特徴は3のソングライターがいて、楽曲がとにかく良いということ、それぞれの作曲者がメインボーカルを取って歌う、みんな歌えるのでコーラスワークもある、まさに和製TFCだ。音源よりもノイジーで激しいパフォーマンス、バンドワゴネスク期のTFCを彷彿とさせる。ビートルズクイーンXTCジェリーフィッシュの系譜を纏った美メロの大洪水に身体中が満たされました。強いて言えば、ヤコブのギターソロのフレーズが全部同じでレパートリーが無いのでそれだけでお腹一杯になってしまうこと、ギターの音もずっと同じなのでどれも同じ曲に聴こえてしまいがちなのが若干マイナスポイント。もう少し侘び寂びを持たせられるようになればバントとしてさらに一皮剥けると思います。これは好きすぎるがゆえの期待の表れ以外の何物でもありませんので。
•柴田聡子
柴田聡子のライブは2回目になる。今回は会場が満杯なので休憩も兼ねて最後方で鑑賞。眠くなりそうなゆるい新曲を冒頭から立て続けに2曲。その後も緩めの楽曲中心の選曲で立ち寝してしまいそうになりながら好きな楽曲の演奏を眠気に耐えながら待っていたが、後悔のみしか聴けずに途中退散。元々ゆるい楽曲が特徴ではあるけれど、あの後悔もなんだか単調に聴こえてしまったのは、良いアクセントになっていたあの奇抜なコーラスが今回はいなかったから。ジャケットも聴きたかったけれど、眠気に勝てず今回は断念。
Mr.Children
日産スタジアムで行われたMr.Childrenの30周年記念ライブに青春時代の音楽を分かち合った姉と参戦。高校1年当時に大ブレークした名曲Cross Roadの歌詞を手書きでメモ紙に写してお風呂で歌いながら歌詞を覚えたあの日を昨日の事のように思い出す。あれから29年経っての初ミスチルライブ。いつもライブ観戦はライブハウス中心なので、日産スタジアムのような超大会場でロックコンサートを観るのは本当に久しぶりになる。客層も往年のファンであろうおじさんおばさんから家族連れや若いカップルも多く、幅広い世代にとにかく愛されてきた国民的バンドであることをあらためて感じながら大衆に同化して大会場に向かった。
ミスチルメンバーを初めて生で目撃して感じたことは、とにかく昔からルックスが変わっていない、細い、若い!そして鳴らされる音は完全にブリティッシュロックサウンド。やっぱり大好きですミスチル!中学生からこれまでほぼ全音源聴き続けてきたのは間違いはなく、その全ての楽曲が完全に身体に染み付いている。何かしらの楽曲が演奏し始めると、その曲がリリースされた時の出来事や記憶が呼び起こされて当時の感情に浸ってしまう、これぞまさにノスタルジアの世界だ。こんな不思議で素晴らしい感覚を体感できるのは音楽以外にないんじゃないかと。本当に音楽は魔法の力を持っている。
演奏に関して、CD音源を忠実に再現した無駄も隙もミスも全くないパーフェクトな演奏。楽器が出しゃばらずに櫻井氏の歌声が歓喜によく届きやすいように絶妙のバランスでサウンドを奏でているある種究極のバンド然を表現しているように思う。50代とは思えないルックスとパフォーマンスで全観客を魅了していた。
ただファンになるきっかけの大名曲クロスロードは結局演ってくれず個人的には若干消化不良気味でしたが、往年の大ヒット曲群が演奏される度に当時の記憶がその都度蘇ってきて感傷に浸り続けたエモ過ぎる大満足の3時間でした。
赤い公園 THE LAST LIVE『THE PARK』live at Nakano Sunplaza hall
昨年5月に新体制でのツアーが発表されて新体制となってからのライブはかなり小さい箱ばかりだったので全くチケットが取れず、、、チケットを取るためにモバイルファンクラブに加入してようやくゲットしたライブチケットではあったのだが、COVID-19の影響で中止。。。そうこうしている内に突然の津野さんの訃報が。。。
ライブの日にちが近づくにつれて日々の感染者数増加の報道が途絶えることもなく、意味のない緊急事態宣言下の状況もあり、家庭幼児持ちの身としては参戦しようかどうしようか当日になっても迷いに迷った上で、後悔先に立たずということでリスクも飲み込んだ上で参戦を決めた。開演時間が18:30と早めだった事もあり、午後半休を使って彼女達の地元立川の赤い公園ファンの聖地を訪れる事にした。その聖地とは、立川駅から徒歩10分ほど行ったところにある小さな公園に置かれた赤い公園寄贈の赤いベンチのこと。
昼過ぎに到着すると、既にファンらしき人々が赤いベンチを囲んで談笑していた。そのベンチには、新曲『オレンジ』のジャケットを手がけた作家が昨日Twitterでアップしていた、彼女達4人が解散ライブの会場である中野サンプラザの座席に座って佇んでいるイラストが額に入れられて置かれていた。ベンチに近寄って写真を撮ろうとすると、剛力彩芽似の女史がこう話しかけてきた。
ヘビースモーカーで知られた津野さん御用達のタバコとのこと。遠慮なく”Hope”も一緒に写真に納めさせてもらった。剛力似の女史と、お互いがライブ参戦予定である事、その女史はメンバー達の地元の立川駅に宿を取っていること、等などいろいろ談笑したり、他の赤い公園ファンの方とも少しだけ触れ合ったりしながらライブ会場である中野サンプラザに向かった。
石野氏のVocal、加入後の楽曲は特に問題なかったが、加入前の楽曲はどれもしっかり歌いこなせていなかった。特に高域の歌声がとにかく不安定。声質は良いんだけどエモーショナルを感じない。やはり佐藤氏の方がこのバンドには合っている、これはもうどうしようもない感想であった。リズム隊の2人、やっぱりめちゃくちゃ演奏が巧い!キレッキレだ。繊細だけどエモーショナルでテクニカな彼女達の生演奏に改めて感服。ただひとつ気になったのは小出氏のギタープレイ、あきらかに違和感がある。オリジナルのフレーズ通りではなく彼の手癖や余計なアレンジが多々ありとにかく違和感が拭えない。カッティングも固めで我らが超絶リズム隊となんだか合っていない。赤い公園の音源の各楽器フレーズを全て覚えるくらい聴き倒してきた大ファンの身としては、所々に余計なアレンジが施されカッティングのリズムの取り方が微妙に違っていたり、こう弾いて欲しいというフレーズがことごとく変えられていたりなど、とにかく違和感だらけのギタープレイが気になって仕方がなかった。
スカート presents ”Town Feeling” live at 新代田FEVER
スカート主催のライブイベントに柴田聡子が出演するというので急遽参戦。場所は下北沢のライブハウス新代田fever。
・どついたるねん
柴田聡子とは一緒に音源リリースもしたことがあるという盟友的バンドとのことだったが、ボケなのか何なのかまったくよく訳のわからない言動行動で大声を張り上げながら登場してきた意味不明なノリで一気に引いてしまった。基本メンバー構成はツインボーカルなんだけれども、楽器メンバーもVoを取るスタイルなのはそれはそれで悪くないが、兎にも角にも全員とにかく歌が下手というレベルでは語れない程のド下手ド音痴な上に、不細工でデブだらけの見た目もBADなさらに上に、ただがなり上げて吠えるだけの素人以下の音楽とは到底言えないスタイルで、もう全てにおいて理解不能な感じ。寒すぎる内輪ネタだらけのギャグ連発で凍え死にそうになり、途中から友人だというこれまた寒すぎる一発屋芸人”ですよ。”本人が登場してきて平成一つまらない例のギャグを令和元年にやるという暴挙も含めて何から何まで寒すぎて凍死確定なレベルの酷過ぎる学芸会だった。自分がこれまで観てきたライブの中でこんな偏差値が低いバンド演奏は初めてだった。とにかくただただ苦痛だらけの40分間、人生で最も無駄な40分間だった。
・柴田聡子
2019年は柴田聡子というアーチストにどはまりした一年だった。【後悔】と【結婚しました】の2曲は本当に良く聴いた。弾き語り時代は全く興味がなかったのだが、直近2作目辺りから柴田聡子with fire名義のバンド編成に活動をシフトして、山本誠一やくるり岸田氏のプロデュースのアルバム制作を経てから、妙に独特で心地よい彼女独自のGroove感が妙に癖になっていて、気づいたらドはまりしていた。そんな個人的大注目のミュージシャンのライブを前列2列目ど真ん中という絶好の位置でライブを堪能できるとはこんなに嬉しいことはない。おごそかに登場してきて照れながら演奏を開始する。妙な柄のセーターも含めて人懐っこい愛嬌のあるキャラクター前面に出た佇まいがいい。いるだけで回りをほんわかとさせる柔らかい雰囲気と、内に秘めたる熱量を不器用な感じで音楽にぶつけている独特なエネルギーが彼女が作り出す独特な作風(譜割りや歌い回し)もあわせて妙なグルーブ感を産んでいるのだろうか、とにかくそれが癖になる。冒頭に記載した2曲もしっかり聴けたし、音源ではライトな打ち込みサウンドなのに、ライブではアドリブ満載のまるでマイルスデイビスと一緒にプレイしているかのようなめちゃくちゃな展開で全く別物のアレンジになっている【ワンコロメーター】にはライブの醍醐味である高揚感を感じさせられた。非常に魅力的なミュージシャンのひとりであるとライブを見てあらためて感じさせられた。
どついたるねんでの極度の疲労と、お目当てのミュージシャンで燃え尽きてしまったので、スカートは結局観ずに退場。
Layne presents「ON THE RUN vol.4」live at Shimokitazawa Garage
LayneとSongbardsの2マン。この極めて近い音楽性を持った最も個人的期待値が高くて熱い両バンドの対バンライブとあって、情報入手後に即チケット購入。下北沢ガレージ、何気に初めて訪れるライブハウスな気がする。
・Songbards
【The La's】の”There she goes”をバックにステージに登場してきた神戸からやってきた現代の【ビートルズ】と評されている4人組ロックバンド。去年発売されたミニアルバムの中の一曲”Inner lights”を去年死ぬほど聴きまくったので、彼らのライブを目撃できる日をずっと前から非常に楽しみにしていた。4人とも高身長でドラム以外はマッシュルームヘアーという彼らの音楽性とマッチしたファッション性も◎。ベースはFred perryのポロシャツを着用、もう自分の好みとドンピシャで一緒ではないか。仲の良さを感じさせる妙に息の合ったバンドサウンド、特にドラムの安定感が突出しており、それがとても心地良い。まるでリンゴスターがジョンボーナムに変わった【ビートルズ】の様だ。ただひとつ残念だったのが、お目当ての楽曲【Inner lights】の前曲で、リードギターがチョーキングし過ぎたためにチューニングが狂ったままで大好きな楽曲を若干ズレた不協和音で聴く羽目になってしまったこと。それから終演までずっとチューニングが狂ったまま演奏を続けられてしまった事。またさらに追い打ちをかけるようにVo/Guitarの弦が演奏中に切れてしまい、急遽【Layne】のVoのFender Jaguarを借りて演奏する事になるなど若干トラブル続きで場馴れしていない明らかな経験不足を感じてしまったのも事実。次回は万全の状態での彼らの演奏が聴けることを期待したい。
・Layne
本日の2マンを企画したバンドの登場。彼らを知ったきっかけは、フジテレビの音楽番組”Music lovers”の若手注目株のバンド特集での放送回だった。そのキラキラしたギターとModsスピリッツ丸出しの親しみやすいUKロックサウンドに瞬く間にKOされてしまった自分は、すぐさまアルバムを購入し、よくよく聞いてみると我が敬愛するThe Collectorsの影響が非常に強いバンドである事が分かり(ザコレのGt:古市コータロー氏のソロ作にVo:萩野氏が一曲提供している)、彼らの楽曲を気に入らないはずがなかったという。という事で今日までずっと彼らの音源を聴きまくりながら満を持してのライブ初参戦である。まず、萩野氏の身長がでかい。そしてカリスマ性が半端ない。生温いMCも全く許せてしまうほどのミュージシャンとしてオーラがある。こんな小さい箱で収まっていいような器ではない。勿体ない。キラーソングの2曲もさることながら、”Boys be ambitious” とサビで高らかに歌う疾走感が魅力的な新曲に完全にKO。是非一日も早くリリースして欲しい。
あらためていう必要がないくらいに大満足の俺得2マンライブだった。
「MUSiC」フェス ~私立恵比寿中学開校10周年記念 live at 赤レンガ倉庫
地元横浜で開催されるエビ中主催のロックフェス。会場は横浜赤レンガ倉庫の屋外特別会場。アイドル主催のフェスだからどうせ出演するのはアイドルばかりなんじゃないの?と思いがちだが、出演アーティストはこれまでライブ見てみたかったバンド、ミュージシャンばかりで、姉貴分的存在としてももクロの出演が決定した時点で参戦を友人Oと決定。場所も赤レンガという自宅から比較的近いというのと、入場してからの入退場は自由というフレキシブルな条件もあり、息子のフェスデビューの場としても最適ではないかと思い、家族での参戦に踏み切った。幼児の初参戦なので、朝から晩までの長時間は無理だろうと判断し、また朝から大雨に見舞われた事もあり、午後のポリシックスからの参戦にした。
トリオ体制は見た事があるが、現4人体制になってから初めてとなる。残念だったのが知っている楽曲が数曲しかなかった事。正直彼らにとってはアウェイな状況だったので、もっと代表曲のオンパレード的な選曲にすべきだったのではと感じた消化不良気味のライブだった。
数年前の氣志團万博以来になる。基本天候に恵まれる彼女たちなので、今日の悪天候も吹き飛ばしてくれるだろうと思っていたら、予想通りももクロ出番前に雨上がる。もう神懸かっているとしかいいようがない。開始前にリハが行われ、しおりん以外のメンバーのマイクチェックが行われたが、夏菜子の歌唱があきらかに向上していてマイクチェックのボイスだけで鳥肌が立つほど。継続は力なりだなあ。先月5th albumをリリースしたばかりなので、そこからのリード曲からライブはスタート。やはり歌番組などで歌う機会が滅法減ってしまったせいか、モノノフ以外の観客達のノリは冷ややか。個人的にもinvisible manners曲はメロディが弱いと感じているのでフェス向きではないな。こういう時のMC力というか、観客を盛り上げ惹きつける彼女たちのトークスキルは流石の一言。会場をベシャリだけで軽く温めた後にここからフェス用のノリの良い代表曲のオンパレードで会場全体のボルテージはMAX。最後の労働賛歌で頂点に。少し残念だったのが、1万人収容規模の会場に対してメインスピーカーが小さすぎた事。また終始吹き荒れる強風の為に、低音が流されてしまい、後方のエリアにはしっかりしたサウンドが鳴り響かなかった。最も割りを食ったのはゲスだったろう。
・岡崎体育
初体育ライブ。wowowなどでその良く練られた面白おかしいライブパフォーマンスは知っていたけど、彼のことを知らない人も全員盛り上げられる構成力というかパフォーマンスは素晴らしい。自虐ネタも盛り込むつつタイプの違う楽曲をいろいろなネタを仕込んで楽しませてくれる、MACを駆使しながら新時代のエンターテイメントの新しいフォーマットを構築している気がする。
こちらも初ゲス。あの騒動以前も以後も密かにずっと彼らの音源は追い続けている身としては待ちに待ったライブ参戦だ。まず感じたのは、華のあるバンドだな、そして個々の音楽的スキルはセンスが非常に高いなということ。圧倒的美人のほないこかと小柄で普通に可愛いちゃんまりのルックスもプレイも素晴らしい女性陣、屋台骨を支える確かな演奏力と良い意味で癖のある見た目がインパクト大な休日課長、そしてなんだかんだいっても川谷絵音のカリスマ性と才能は疑う余地が無い。本当に物凄いメンバーが揃いも揃ったバンドだとこの日のライブを観て再認識した。
フジフジフジQ以来になる。あれからトリオバンドとして何枚も作品をリリースしてライブも経験して、もうあの頃の即席感のあるボーカリストではない彼らを見ることができた。素直に主催者の女の子達にリスペクトを込めた真面目すぎるステキなMCから彼らの人柄の良さを感じつつ、着実にトリオバンドとして歩み始めている彼らを目の当たりにして少しだけ目頭が熱くなった。
幼児を連れての長時間ライブ観戦は非常に難しい状態になったので、申し訳ないが数曲で退散。初エビ中を目撃した所感として、宇宙交響曲〜のヲタク度が強かった一番熱い頃の元モノノフ達が、完全にエビ中ファミリーに流れたような印象を感じた。
BAND-MAID presents「冥土乃日」live at Tsutaya O-EAST
このバンドを知ったきっかけは、WOWWOWで放送していた”rockin japan fes”でのライブ映像だった。そこで目にしたのはメイド服に身を包んだ可愛い娘達がごりごりで本格的なベビーメタルを奏でている姿だった。
彼女達の代表曲である大名曲【Domination】がピックアップされていたのも自分がハマるキッカケとしてはちょうど良かった。
印象的なリフのイントロから、ドラマティックに展開していくBメロ、唐突に差し込まれるテクニカルなギターソロにコール&レスポンスに適した印象的なサビ、そして何度聞いても飽きさせない一筋縄ではいかない複雑な曲構成と、頗る可愛らしいメンバー全員のルックスもあいまって、この一曲だけでもう大ハマりしてしまった。
それからというもの、彼女達の音源を全て入手し、ライブDVDから音源だけを吸い出して毎日の通勤時間に彼女達の楽曲だけをひたすらヘビロテするようになった。音楽好きの友人達にも啓蒙活動を始めては数人は無事洗脳完了し、ライブチケットを入手しようと思い立った時にはちょうど”Dominationツアー”が終了のタイミングだった。何てついていないんだ。。。
それから待ちに待つこと数ヶ月が過ぎ去り、これまた洗脳した会社の後輩が今回のライブチケットを当選させたことで(自分は何故か落選涙)、満を持してのバンドメイドのライブ初参戦となった。
会場はTSUTAYA on air east. 昨年末に観た【Lili Limit】の解散ライブもちょうどここだったなあ。当然本日の公演はSOLDOUT。
開演30分前に会場に到着したらほぼ満員状態、そして予想通りの年齢層高めという展開。黒Tを着たメタラーのおっさん達しかもう自分の視界には入ってこない。。。KanamiのギタープレイとSaikiに煽られたいが為にステージ右横に移動して待機する事に。
早速メンバーが登場してきた。さあどの楽曲から演奏してくれるんだろうか?
、、、ん?あれ?その前になんか音が変じゃないか?ギターは高音キンキンシャリシャリして完全に音が破綻してるし、ドラムもバスドラがパスパスだし、ボーカルは抜けがとにかく悪くベールがかかっていて変なエフェクトがかかった状態で正直何を歌っているのか聞き取れない始末。とにかく低音と高音のバランスが著しく悪すぎて、はっきり言ってなんだかトランジスタラジオみたいなチープなサウンドじゃないか。。。一瞬この会場の音響が原因ではないかと思ったが、昨年末の【Lili limit】のライブでは全然問題なかったし、同行した後輩も、以前サマソニで観たときに今回と同じような音環境だったと言っていたので、これは完全にBand Maid側のPAの問題なんだろう。メンバー自体の演奏はハイクオリティで全くミスのない完璧な出来だったし、彼女達の演奏力が相当なレベルである事はわかったのだけれども、その演奏力の20%も伝えられないほどの酷いレベルの音響だったのが心底残念だった。前半で聴けた神曲”Domination”だけは音の悪さも跳ね返すくらいのパワーを持っているのでなんとか盛り上がれたが、それ以外の楽曲はこちらの気分が悪くなるくらいの低音グルグル状態で三半規管がおかしくなってくる程。
さらに個人的にヘビーメタル自体が好みではないので、MCがほとんど無く、ただひたすら重厚でヘビーな楽曲を休みなく10曲連続ぶっ通しで鳴らされるライブ構成自体も正直自分には厳しい状況だった。こんな劣悪な音環境でヘビメタをぶっ通しで聴き続けるのはもう1時間が限界だったので、泣く泣くというか仕方なくライブ中盤で退出してしまった。
スタジオ音源はあんなにしっかりサウンドメイキングされているのに、ライブはやはり別物なんだという事を悪い意味で実感してしまった。演奏もめちゃくちゃ上手いし皆んなルックスも頗る良いのにほんと勿体ない。もうPA担当を今すぐ変えた方がいいと思う。これで世界征服は難しいと感じたのは自分だけではないはずだ。