Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

BAND-MAID presents「冥土乃日」live at Tsutaya O-EAST

このバンドを知ったきっかけは、WOWWOWで放送していた”rockin japan fes”でのライブ映像だった。そこで目にしたのはメイド服に身を包んだ可愛い娘達がごりごりで本格的なベビーメタルを奏でている姿だった。

彼女達の代表曲である大名曲【Domination】がピックアップされていたのも自分がハマるキッカケとしてはちょうど良かった。

印象的なリフのイントロから、ドラマティックに展開していくBメロ、唐突に差し込まれるテクニカルなギターソロにコール&レスポンスに適した印象的なサビ、そして何度聞いても飽きさせない一筋縄ではいかない複雑な曲構成と、頗る可愛らしいメンバー全員のルックスもあいまって、この一曲だけでもう大ハマりしてしまった。

それからというもの、彼女達の音源を全て入手し、ライブDVDから音源だけを吸い出して毎日の通勤時間に彼女達の楽曲だけをひたすらヘビロテするようになった。音楽好きの友人達にも啓蒙活動を始めては数人は無事洗脳完了し、ライブチケットを入手しようと思い立った時にはちょうど”Dominationツアー”が終了のタイミングだった。何てついていないんだ。。。

それから待ちに待つこと数ヶ月が過ぎ去り、これまた洗脳した会社の後輩が今回のライブチケットを当選させたことで(自分は何故か落選涙)、満を持してのバンドメイドのライブ初参戦となった。

会場はTSUTAYA on air east. 昨年末に観た【Lili Limit】の解散ライブもちょうどここだったなあ。当然本日の公演はSOLDOUT。

開演30分前に会場に到着したらほぼ満員状態、そして予想通りの年齢層高めという展開。黒Tを着たメタラーのおっさん達しかもう自分の視界には入ってこない。。。KanamiのギタープレイとSaikiに煽られたいが為にステージ右横に移動して待機する事に。

早速メンバーが登場してきた。さあどの楽曲から演奏してくれるんだろうか?

、、、ん?あれ?その前になんか音が変じゃないか?ギターは高音キンキンシャリシャリして完全に音が破綻してるし、ドラムもバスドラがパスパスだし、ボーカルは抜けがとにかく悪くベールがかかっていて変なエフェクトがかかった状態で正直何を歌っているのか聞き取れない始末。とにかく低音と高音のバランスが著しく悪すぎて、はっきり言ってなんだかトランジスタラジオみたいなチープなサウンドじゃないか。。。一瞬この会場の音響が原因ではないかと思ったが、昨年末の【Lili limit】のライブでは全然問題なかったし、同行した後輩も、以前サマソニで観たときに今回と同じような音環境だったと言っていたので、これは完全にBand Maid側のPAの問題なんだろう。メンバー自体の演奏はハイクオリティで全くミスのない完璧な出来だったし、彼女達の演奏力が相当なレベルである事はわかったのだけれども、その演奏力の20%も伝えられないほどの酷いレベルの音響だったのが心底残念だった。前半で聴けた神曲”Domination”だけは音の悪さも跳ね返すくらいのパワーを持っているのでなんとか盛り上がれたが、それ以外の楽曲はこちらの気分が悪くなるくらいの低音グルグル状態で三半規管がおかしくなってくる程。

さらに個人的にヘビーメタル自体が好みではないので、MCがほとんど無く、ただひたすら重厚でヘビーな楽曲を休みなく10曲連続ぶっ通しで鳴らされるライブ構成自体も正直自分には厳しい状況だった。こんな劣悪な音環境でヘビメタをぶっ通しで聴き続けるのはもう1時間が限界だったので、泣く泣くというか仕方なくライブ中盤で退出してしまった。

スタジオ音源はあんなにしっかりサウンドメイキングされているのに、ライブはやはり別物なんだという事を悪い意味で実感してしまった。演奏もめちゃくちゃ上手いし皆んなルックスも頗る良いのにほんと勿体ない。もうPA担当を今すぐ変えた方がいいと思う。これで世界征服は難しいと感じたのは自分だけではないはずだ。