Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

Club Teenage Symphony 06 at Shibuya Club Quatro

渋谷クラブクアトロで行われた良質レーベル〔Teenage Symphony〕主催のライブイベント第6弾。もちろんお目当てはモーターワークス。開演10分前に入ったのですが、予想に反してスペースが無いほど超満員(平日火曜日なのに)でした。年齢層も比較的20代~30代がほとんどでおそらくスパイラルにL⇔RCurve509のTシャツを発見!)スピッツファンがほとんどであとは他の出演バンドのファンといった具合でしたね(声援とかを考慮しての予想)。では出演した順に感想を↓

 

ぱぱぼっくす
ほのぼのとした雰囲気をかもし出すベースレスの関西のトリオ(京都?)で、毒気の全くないピュアな音楽が僕には少し綺麗過ぎるきらいもありましたが、関取ばりルックスのギターの先生(ボーカルがこう呼んでいたんで)やさしい音色や妙に上手なコーラスが印象的でした。

 

ゲントウキ
ネオアコからジャズやボサノバまであらゆる音楽からの影響が見られ定評のある質の高い高い楽曲が魅力のバンドで、CD音源はクリアなサウンドだったのでライブでもそういう感じだろうと思っていたのですが、もっと重くグッと厚みのあるサウンドで歌も演奏もなかなか巧くて驚きました。最後にやった新曲2曲もわびさびやタメが良く効いた楽曲&アレンジが素晴らしかったです。このバンドはCDよりも断然ライブの方がいいですね!

 

キセル
音響的なサウンドがやたら評価されている兄弟のユニットで、リズムボックスにそれぞれギターベースを弾きながら歌うという演奏形式をとっていました。が、申し訳ないですが、とにかくしょぼいリズムトラックに乗せた緩くてめりはりの無い演奏がただただ退屈でした。夢というアルバムを持っていますが何故あんなに評価されているんですかね。

 

青山陽一
ルーツミュージック、ブルースロックを基調としたシンガーソングライターで、この日は(初めて見ましたが)バンド形式と異なりペダルスチール(ベンハーパーがとく意図する楽器)の田村玄一と女性コーラスによるトリオ編成でのライブ。正直この手の音楽自体が苦手なので良くわかりません。楽曲も全然よく感じませんでしたしょうがないですけど。失礼な話ですがデビュー当時に比べ随分と老けたように思ったのは僕だけですかね。時代が経つのは早いですねえ。

 

MOTORWORKS
そして随分と待たされてようやくですがモーターワークスというバンド名だけに全員ツナギを着て登場。黒沢氏なんてヒスグラのツナギ着て頑張っていました。石田氏は何気に結構おっさんなんで、なんだか日曜のパパという感じがしてちょっとショック。肝心の音の話をしましょう。乗っけからザ・フーの「I can't explain」などのカバー曲を2曲、このバンドの新曲を続けて2曲演りました。オリジナルの最初の曲はロック×2している感じで次がミドルテンポのバラード。双方ともなんだかあまり楽曲自体がピンとこなくて正直「ん?」という感じでしたが、その後に演ってくれたのがいよいよ来月発売されるデビュー曲「スピーダー」。イントロの打ち込みからヘビーなギターリフに始まり、サビの黒沢石田の掛け合いによる甘いメロディが炸裂しているドキャッチーこの上ない楽曲。とりあえずその曲だけでも期待度を十分クリアしていたので少し安心。続けてまたもやフーバージョンの「Heat Wave」などのカバー2曲が続き、最後にアンコールでカバーを演って終了。オリジナル曲が「スピーダー」のみ(最初の方にやった新曲2曲もまだ未完成らしい)なので正直まだなんとも言えないですが、このバンドはどうやら60Sブリティッシュロックサウンドを目指している様ですね。バンドとしての演奏はまだまだバランスが悪く、石田小吉のギター音がとにかくでかすぎて肝心のメロディラインが聞こえにくかったのが残念(小吉のコーラスもほとんど聞こえなかったし)。ただ田村氏のベースがスピッツでは出来ない激し目のプレイのうっぷんをこのバンドで全て晴らしているかようにめちゃめちゃ弾き倒していてとにかく楽しそうだったのが印象的でした。

とまあこのバンドについてはオリジナル曲があまりにも少なすぎるのでまだ何とも言えませんが、とりあえずは9月発売のアルバムを聞いてからですね。