Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

REAL LIVE 10 at shibuya BOXX

もはや恒例となりつつある?Jasrac主催の無料ライブに行ってきました。そして素晴らしいバンドに出会いました。

 

甲斐名都
女性シンガーソングライターのピアノ弾き語りによるライブ。アイコやキロロに憧れているようなスタンダードなポップソングでオリジナリティゼロ。歌もピアノも普通すぎるしどの曲もアレンジが一辺倒で退屈極まりない。MCも微妙だったし生き残るにはかなり厳しく感じました。

 

伊沢麻未
R&Bよりの女性シンガー。ルックスもごつく歌も普通に上手い程度でとく苦手なジャンルもあってまるで拷問されているような時間でした。なので途中で休憩室に非難したので感想はノーコメントで。

 

芙咲由美恵
名字の読みがわからなかったのですが、ふわらと読むそうです。難しい。
岩手出身の女性シンガー。張りのある表現豊かな歌声はなかなか。最初の昭和歌謡な楽曲はおっ!と思わせましたが、それ以降は日常感じる素直な気持ちをそのまま曲にしたようなポピュラーソングが続いてちょっと中だるみしたのが残念でした。ルックスも普通にかわいいしYUKI好きなどの女の子に人気が出そうな感じがしました(実際にライブ終了後のCD販売ブースにはこのライブでファンになったであろう女の子達が殺到していた)

 

・CHESTER COPPERPOT
基本はギターレスなピアノポップトリオバンド。このバンドのCDを横浜のバナナレコードで偶然見つけて、「和製BF5」という帯のコメントに惹かれ続けていたため(それほど安くなかったので結局買わなかった)、このライブがとても楽しみでいていました。登場前のSEでフランツフェルディナンドがかかっていて、一筋縄ではいかないひねくれたポップソングを期待する気持ちが高鳴り始めていましたが、もう1曲目から僕の胸を見事に鷲掴み。もし球審が後ろに立っていたら間違いなく「ストライーク」の判定をしていたに違いない。繊細なタッチかと思いきや突如として鍵盤を打楽器のように叩きつけるピアノ、ハイポジションでハミングのようなフレーズを奏でるうねるベース、コーラスワークのキーを担ったアグレッシブなドラム。時折変拍子を織り交ぜたアレンジでスパイスを効かせてはいるが根底にあるのはメロディアスなポップミュージック。ここまでBF5を彷彿とさせる日本のバンドが過去にいたでしょうか!しかもただのBF5フォロワーという訳ではなく、ボーカルがピアノをギターに持ち替えてXTCばりのひねくれポップも披露したり抜群のコーラスワークも冴え渡り久々にぞくぞくさせられましよ。僕はこういうバンドを待っていたんですよ。ひとつ注文をつけるとすればピアノ時とギター時での楽曲&演奏に歴然とした差が見られる事。正直いってギターがしょぼい。テレキャスなのがダメな気がするので違うギターに代える or ピアノだけにした方がいいと感じましたが。とにかく全てのピアノロック&ギターポップ好きは気に入る事間違いなし。ただ周囲のお客の反応が薄かったのが気になったけれど、この日のオーディエンスのほとんどがどのアーチストの時もじっとして聞いているだけだったので演奏側はかなりやりずらかったと思います。そして今までライブ会場でCDを買ったことが無かったのですがあまりにも気に入ったのでほくほく顔でライブ会場限定CDを3枚ほどお持ち帰りしました♪

 

最初の2組はかなり微妙でしたがまあ何にせよ終わりよければ全てよし。チェスター~のおかげでかなり楽しめたライブでした。これから普及運動開始します。いやあいいバンドに出会えてうれしいなあ。