Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

Factory at フジテレビ

友人Nといつもの『FACTORY』収録に参加

マイフェイバリットジャパニーズバンドであるフジファブリックマスドレが同時に無料で観られるとは、いつものことながらなんて贅沢なのだろう。それは他の誰もが感じていることだったらしい。前回の1.5倍はいるであろう観客数に唖然とする。これだけの人数が果たしてあの狭いスタジオ内に収まりきれるのか。少々心配になったのでスタジオでは後方の冊近くに避難したのが正解だった。前方後方含め不用意に中央付近に入ってしまったら終始無理な体制のままのライブ鑑賞で三十路の僕らは倒れていただろう。

 

THE BAWDIES
トップバッターは最近やたらと取り上げられているロカビリーブルーズロックバンドが登場。しゃがれ声のボーカルスタイルが正直きつかったが、自分達のスタイルであるちょいストロークスライクな初期リバプールサウンド。その手のファンからしてみたら十分魅力的なのだろうと感じた。しゃがれボーカルは置いといてバックのコーラスワークはなかなかのもので、ルックスも悪くないし演奏もかっちりまとまっていたから、スタジオ音源を聞いてみようかと思う。

 

MASS OF THE FERMENTING DREGS
続いてお待ちかねの長いバンド名の持ち主であるスリーピースの登場。ぶっといぶっといリズム隊がこれでもかとこちらに向かって攻撃してくる。身体の芯を揺さぶられるサウンドは久し振りの体験である。ボーカルの歌舞伎役者ばりな頭を回しながらのベースアクションに惚れた!こんな演奏している姿が格好いいと思えるバンドにも久しぶりに出会った。今度スタジオ入ったら是非真似してみよう、間違いなく本日の沸点だった。

 

LOSTAGE
ジャパニーズマンチェサウンドというべきか(この響きが懐かしい)、この手のバンドには珍しく率なく無駄のない演奏力は光っていた。だが演奏は巧くて音も格好いいのに楽曲自体がまったく良くない。サウンドだけでメロディの弱さをベタベタに塗り類ってる感が否めなかった。まあこれだけサウンドがよいギターポップバンドも今時珍しいからありだな。

 

フジファブリック
本日お目当てのバンドがオオトリ。サポートドラムは新曲でも叩いている東京事変のメンバーのようだ。名曲『虹』からスタートしたが、相変わらず志村は歌が下手ですなあ、だがバンドの状態が非常によいのだろう。音に艶がありバンド全体の勢いを感じる。残念だったのは選曲が自分の苦手な曲ばかりであったこと。それでも発売予定の新譜から未発表2曲が聞けたのは良かった。そのどちらもより大衆的なメロディにアルバムの出来を確信させられる。毎作そうだが今作もかなり期待できそうなことは間違なさそうである。こうやって面子の良い収録機会をしっかりと選べさえすれば、異常な束縛時間があるとしても疲れを感じる事なく楽しめる訳である(この日は午後4時半~午後9時半の5時間超だった)。これからもチェックを怠らず参戦すること間違いなしだろう。