二千花の主催するライブチケットが見事当選したので参戦してきました。今年のクリスマスイブは平日なため一緒に祝えそうにないので、たまにはこういう過ごし方もいい気がする。滅多に訪れることのない青山の横道にひっそりと佇んだライブハウス『青山 月見ル君想フ』、イベント名かと思ったらライブハウスの名前らしい（この辺もお洒落な街青山の土地にある証拠なんだろう）。全編通してシンプルなアコースティック編成のセッティングで、バンド編成でのライブを期待していたので肩透かしを食らったが、どのアーティストもそれなりにネームバリューのある人達ばかりで、これで無料なんてちょっと得した気分である。
・RYTHEM
最初は現役女子大ユニットのRYTHEM。適度に美声のコーラスはまあまあ良かったが、ピアノとアコギだけの単調なアレンジと在り来たりな楽曲。特にルックスも普通で特徴がなく正直退屈だった。
・ALUTO
アコギとバイオリンによる男女2人組ユニット。バイオリンの音に滅法弱い僕なのでバイオリンのアレンジに惹かれたが、メインボーカルのナルシスト野郎による独りよがりのくされ楽曲群は相変わらず。ありきたりな路上ライブレベルの楽曲センスのなさに辟易。コブクロの出来損ないという表現がぴったりだろう。トダエリカ似の可愛いバイオリニストの気の利いた演奏コーラスがなきゃ救いようがない。路上でひとりで自己満足程度に歌っていておくれ。やたらと客に手拍子やコーラスを要求するのも鬱陶しかった。バイオリンの女史はこんなセンスのない男を早いところ見限って、別のメンバーと組んだ方が身のためだ。あなたのバイオリンが泣いている。
・根本くるみ
バンプ藤原プロデュースで知名度をあげてきた根本くるみ。ハスキーボイスで特長のある歌声が魅力のボーカリスト。キーボードとアコギによる編成で、以前は鬼束ちひろみたいな雰囲気だったが、この日は緊張していたのかオーバーアクションもなく淡々と歌っていた。歌は普通に上手いんだけど抑揚がないからどの曲も同じに聞こえてしまう。ヒット中の「冒険彗星」はこの編成じゃあ楽曲の魅力が半減するなあ。あとアコギとキーボードの息があっていなかったのも残念だった。
・二千花
最後はお目当ての男女2人組ユニット二千花。アコギとキーボードの編成だったが歌がもう別格に上手い、上手過ぎる。ＣＤ音源よりも生歌の方が断然素晴らしい。バラード中心の曲構成が残念だったが(Genius Partyは聴けず）、予想外のクリスマスソングのカバーメドレーなどで非常に楽しませてもらった。来年一月からの新ドラマ主題歌も初披露され、今後の彼らの活躍が期待される素晴らしい大満足のライブだった。アンコールはオーディションで歌い審査員のドキモを抜いたというジャクソンファイブのカバーを軽めに演奏。次はバンド編成でのライブを是非観たいと思う。やはり二千花はモノが違いすぎますなほんと最高！もっともっと売れて貰いたいのだが
