Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

Perfume JPN Tour at さいたまスーパーアリーナー

Perfumeの約3年振りとなるアリーナーツアーに初参戦してきた。
ワンマンにどうしても参戦したくて、チケット取るのが難しいとの情報を入手していたので、その為にわざわざPTA(パフュームのファンクラブ)に入会したのだが、ツアーが発表されるまで待たされること約1年、ようやくニューアルバムのリリースと共に開催される事が発表され、それも全会場ホールクラスというPerfume史上前代未聞の大規模ツアー。PTA会員の特権である先行予約を利用し、アリーナ席を無事確保(抽選だったから不安だったが、これで外れたらPTA会員になった意味がなかった)、嫁と2人でさいたまスーパーアリーナへ。開演30分前に会場入りした僕らの座席はというと、そうですなあ、メインステージから20m、中央の花道から3mという位置。おおー!なんなんだこの近さはー!僕らの周囲の人々も同様のリアクションでざわついており、嫌が応にもテンションMaxになる絶好のポジションでのライブ鑑賞となると思っていた、そう、この時までは。。。 

 

Perfume
メインステージに配置されたトライアングル型に珠々つなぎなった蛍光灯装置が動き出して筒のような形に変形したと思ったらあ~ちゃん、かしゆか、のっちの美しい御三人が颯爽と登場。おおー、本物も予想以上に可愛くて美脚ですわー!早速レーザービーム~エレクトロワールドまで立て続けに披露。めちゃめちゃ近い。なんて絶景なんだ。。。と思ったのも束の間、MCタイムになり歩きながら客弄りをし始める3人。西脇師匠の安定のトークも冴え渡り会場爆笑の渦。僕達のアリーナーゾーンを通過して(3m先にの、のっちが通り過ぎた)、会場のちょうど中央のステージへ移動。あれ?Perfumeの背中しか見えないぞ。ま、まさか!?このままパフォーマンスするのかい?そうです、我々に背を向けたこの状態で残り3分の2のステージを見続けることになるとは。。。近いのに遠い、踊りが見えるのになんだか良く分からない、彼女たちの表情が見たいのに後ろ髪しか見えない、ある意味生殺しのような屈辱ストレスを2時間近く与え続けられる羽目になるとは。アリーナ席なのに全く優遇されていないってどういう事?彼女たちは会場全体の人達に楽しんで貰おうとメインステージ、中央ステージといろいろ考えたのかもしれないが、アリーナC席(センターステージが目の前)の特等席っぷりたらないですよ。明らかに納得できないのがメインステージとセンターステージの使用比率。圧倒的にセンターステージでのパフォーマンス時間が長く、アリーナA/B席の人達が唯一彼女達の表情を拝めるメインステージでのパフォーマンスが極小という振り分けにした演出構成は、お客を馬鹿にしているとしか思えない!センターステージを使用する360°的な会場作りを採用するならば、3人それぞれが放射状になるようなダンス形態を取り入れるべきだと思うが、終始背中だけ見せられるお客が大勢発生してしまうとPerfume陣営も想像できないもんですかね?1年以上も待ち続けて参戦できた待望の初Perfumeライブがこんな酷い仕打ちをされるなんて、正直怒りを通り越して失望しか生まれてこなかったが事実。こんなんでまたワンマンライブが観たいと思える訳ないし、これならブロック指定されないフリーなロックフェスで十分とも思える個人的に非常に至極残念でならないライブだった。
でもまあいろいろ不満ばかり記載したけれども、中盤の『新Perfumeの掟』はそれはそれは素晴らしかった。△型の大型ディスプレイに映し出された映像に合わせてPerfumeがアクションを合わせて踊るまくるこの一連のパフォーマンス全てがとにかくハイセンスの極。チームとしての粗さが全く見当たらない欠点のない、映像振り付けビジュアルと演出全てが完璧な最高のパフォーマンスだった。これだけ見れただけでも個人的には満足したかもしれない。