Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

Paul MacCARTNEY Japan tour 2015 at Tokyo Dome

去年、例の腸捻転によって急遽公演が延期になったSir・Mccartneyのジャパンツアー。彼は、去年1秒も演奏せずに帰国する事になってしまったのだが、その時に必ずリベンジすると約束した。そのリベンジ公演が1年後のこの日、取り壊された国立競技場から東京ドームに場所を変えて無事開催される事になった。去年と同じ旧友Mが案の定チケットをゲットしてくれて、共通の友人S+Mの同級生の、奇しくも同大卒のメンバー4人での参加となった。

 

・PAUL MacCARTNEY
Sirのご登場。ビートルズの中で、自分はそれほどポール贔屓ではなく(ポールのソロは近作しか聞いていないし、しいて言えばジョン派)、バンドとしてのビートルズが大好きなので、興味はどうしてもビートルズの楽曲になってしまうのだが、『Hey Jude』『Yesterday』『Let it be』をポールの生歌で聞いた時のこの不思議な感覚・・・なんと表現すればいいのだろうか、ノスタルジックという感じではなく、タイムスリップして歴史上の人物(武将)と対峙してしまったかのような、そんな想定外の出来事に近い今までに味わった事のない感動/感情が自己内のどんどん溢れでてきた。数年前に【The Who】を観た時には同様の感情が起こらなかったのは、おそらくビートルズの楽曲というのは「ただ好きな音楽」ではもはやなく、幼少の頃から成長する過程で自然と自己内に勝手にすり込まれて練り込まれてきたもはや「生活音」の一部なのではないかと思った。だから、本人による演奏を目の当たりにして、起こりえる筈のないタイムスリップ感が芽生えてしまったのではないかと想定する。また、70歳という高齢にも関わらず、その歌声パフォーマンスに全く衰えを感じさせないのがアンビリーバボーだ。これは有名な話だが、本当にライブ中に全く水を飲まない/休憩を取らない。70歳超えているのにだ。これは日頃から相当な体力作りをしていないと絶対にできないであろう。まさにプロフェッショナル中のプロフェッショナル。世界の至宝とは正にポールの事を言うのだろう。大好きな楽曲『New』に代表されるように昨年発売された新譜に関しても、70歳オーバーの老人が作った作品だとは到底に思えない。作品作りもライブに関しても全く衰えを感じさせないSirの意欲努力には終始感服させられた。

間違いなく一生忘れられない一夜になったのは言うまでもない。