Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

ルイべん(永井ルイ&湯川トーベン) at Ryo-goku Cafe Jive

一般的には【ジャングルブッダ】の参加に【タンポポ】【ももクロ】への楽曲提供で有名であり、すかんちファンにはローリーとのバンド活動でお馴染みのマルチミュージシャン:永井ルイ氏と、古くは【子供バンド】からベーシストのキャリアをスタートさせ、個人的には【Spiral Life】のサポートや【湯川潮音】の父親として、音楽界・音楽通にその名が通っている名ベーシスト:湯川トーベン氏とのジョイントライブに親友Mと参加してきた。会場は、両国にあるカフェというか小さなレストランで定員30名弱というこれまでのライブ参戦で最少規模の超アットホームな特殊なイベントだった。気がついたらルイ氏と知り合い?の常連のおばさん連中ばかりで、僕とMは完全にアウェー。僕らが最後列なのに演者との距離が3.0mm以内なんてどういうキャパのライブなんだよ!自分が昔知り合いのライブに出演した時の方が全然キャパでかかったしなあ。妙にソワソワしながら待機していると、すぐ横の入口のドアからトーベンさんが入ってきて、いきなり「あのー、今日はよろしくお願いしますね~」と明らかに我々2人だけに声をかけてきた。なんて気さくな人なんだ!続いてルイ氏も入場(もちろん無言で)。2人だけのアコースティックセットでさあさあ開演。

 

・ルイべん(湯川トーベン&永井ルイ
とにかくゆるーい雰囲気でライブ開始。20年来の付き合いとなるらしく2人の軽快なトークで場を盛り上げながらも一度演奏を始めるとその卓越した演奏で場内をルイべんワールドにしてしまう非常にアットホームで暖かいライブが展開。そしてやはりトーベンさんのベースプレイが本当にいい。グルービーでありメロディアスでもある絶妙なフレージングの洪水でこういうベースが僕は大好きだ。スパイラルライフのあのGroove感は、トーベンさん無しではありえなかったと彼のベースプレイを聴いてそう確信した。前半は、2人が現在も組んでいる【FOKLROCKS】の曲がメイン。バンド名で物凄く損をしていると思えるぐらいにビートリッシュ愛にあふれた良質な3分間ポップソングの連続に一気に心を鷲掴まれた。10分の休憩(年の為かw)を挟んだ後、後半はお互いのソロ曲を中心にしたまさかの2部構成で展開。後半では、その場でどちらが何の楽器を弾くかを適当に話しながら決めていくスタイルで、「この曲どっちがギター弾く?じゃあ俺がベース弾こうか?」といったようにアドリブで対応している様をみて、セッションミュージシャンというかマルチプレイヤーの凄みを超至近距離で観る事ができたのは本当に良かった。彼らの物凄いキャリアが物語られた素晴らしいライブだった。
最後に、トーベンさんの歌声、風貌や話し声がまるでムッシュみたいなのに本当に良い声だった。彼のソロ曲「天国行きのバス」を生で聴いたすぐ後にその場でAmazonでベスト盤をポチっと押してしまったぐらい。

 

終演後、お店を出ると出口側の休憩所でルイべんのお2人がおられたので軽く挨拶をしたが、演者との距離がこんなに近いライブっていままであっただろうか!それもアマチュアじゃなくてキャリアも名もあるミュージシャンなのに。こういう規模のライブもなかなかいいもんですね。