Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

AP BANK FES 08 at つま恋

2年振りとなるAPバンクフェスに参戦してきた。

去年は台風のため中止になってしまったが、今年は見事な快晴に恵まれて無事開催(ほっ)。午前11時の開演時間にあわせて朝8時に自宅を出発したのだが、ここでまずひとつの誤算が生じた。高速の渋滞を考慮していなかった・・・。案の定渋滞に巻き込まれ
つま恋の駐車場に到着したのが11時過ぎ。そこからシャトルバスにのり走ること20分。会場入口についた時は11時40分を周っていた。やばい!このままでは午前の部に間に合わなくなってしまう!駆け足でライブエリアに向っていると、遠くの方から聞こえてきましたよ、Salyuの歌声が。。。それも大好きな『iris~しあわせの箱』だし。泣きそうになりながらターボエンジンをかけ、ようやくライブフロアに着いたと同時に一曲目が終了。

 

Salyu
久々の生Salyu。ブログである程度は知ってたけども、かなり痩せたな~というのが真っ先にきた印象(周りの人々も口を揃えていっていた)。いやいやデビュー当時の体型にやっと戻ってくれて古参ファンとしてはかなり嬉しい。あまりの肥満化現象に一時ファンを辞めようかと思っていたが、なんとか持ちこたえられて良かった×2。そして相変わらずの美しい歌声が場内全体を包み込んでいた。また小林武史とのタッグで名曲を生み出してもらいたい。

 

中村中
次に登場したのは千葉出身のシンガーソングライター。性同一性だとかもうそんな事はどうでもいいのだが、ミュージシャンとしてのオーラを持った佇まいに場の空気が一変。だが肝心の楽曲はというとふた昔前の古臭い歌謡曲調で、歌詞もフェスに似つかわしくない異常な暗さの内容ばかりでイマイチ。まあどう聞いても今の時代にまったくマッチしていないのがある意味この人の個性なのかもしれないけれど個人的にはない音楽だ。続いて登場したのは毎年コネ出演を続けるGAKU MC。もういい加減いいんじゃないのかね。。。

次に登場したのは冬の女王の異名をとる女性アーチストだった。

 

広瀬香美
おおーすげー懐かしかー多分こんな機会じゃなけりゃあ。生歌なんてもう二度とお目にかかれないだろうから自然とテンションがあがってきた。だって、デビュー曲とかロマンスの神様とか当時中学生の僕はもうめちゃめちゃ聞いていましたからね(毎晩ヘビロ)、AXIAのカセットテープにダビングした音源を擦り切れる程に。ああ~何もかもが懐かしい。また芸人ばりの流暢なMCにも感動した。このフェスを通してエコというテーマを軸に自分の宣伝を忘れず、観客を大爆笑の渦に巻き込めるこのトーク術は見習うべきものが多かった。そして十八番であるハイトーンボイスは現在の年齢になっても健在で、何から何までプロフェッショナルな人だった。そして横にいた姉が、「大沢たかおと結婚できただけで人生の勝ち組だよ、それだけでもすげー人だからね」とぼそっとつぶやいていた。確かにな。。。何から何まで大物感を感じさせるアーチストだった。

 

これにて午前の部は終了。午後の部まではほんの一時間半しかインターバルがなかったが、お腹が減ってもう倒れそうだったので急いでフードエリアに向う。だが、この選択が誤算だった(本日2度目)。なかなか動かない人渋滞なかなか流れないフードコートの行列。回転率が高いであろうパスタの店をチョイスしたが、ここがびっくりするくらい手際が悪く、結局並んでいる最中に午後の部が始まってしまった。誰が何を歌っているのかわからないまま、2~3曲が終わった頃にようやくパスタゲット。ダッシュでライブフロアに戻った頃にはあの懐かしのアーチストが登場していた。

 

・KAN
和製ビリージョエルことピアノマン登場。これまた懐かしいアーティストさんだ。愛は勝つのイントロはいつ聞いてもテンションがあがる。バンクバンドの演奏とストリグスホーンセクションが絡み合った。往年の名曲はとにかく迫力が凄かった。観客の大合唱もあいまってこういう楽曲が本当の意味で、我が国のポップアンセムと呼べるのかも知れないな。続いて今日のこのステージにまったくふさわしくない小物が登場。

 

大塚愛
他のアーティストに比べてこれだけ歌唱力が著しく低いと聞いていてもう哀れで仕方がなかった。。。普通にさくらんぼとかやれば良かったのに、歌い上げるバラードをチョイスしたのは大間違い。ちなみに大塚愛が出てきた途端、前にいたギャルふたりは速攻ご飯を買いにいっていた(自分達もそうすりゃあ良かった)。

そしてDJブースが運ばれてきたという事は奴らの登場だ。

 

リップスライム

姉の大好物なので特に好きでもないが普通に観賞。エンターテイナーとして流石なパフォーマンスだった。

そしてある意味メインである大御所登場。

 

小田和正
寝起きのおじいさんのような風貌に一瞬たじろいだが、歌い始めた途端、例の美声によって一気に空気が変わった。と思った矢先に曲を間違えて始めからやり直す失態を演じた。小田さんだから許されていたものを違う人だったらありえなかったろう。ゲストタイムのトリという事で演奏曲も多く、自慢の美声を思う存分に響き渡らせていた。午後の部が終わりここで別のバンドが登場。

 

THE PILLOWS
トリビュートアルバムにストレンジカメレオンのカバーで某ミスチルが参加したのをきっかけに仲が深まったようで、このライブ出演が決まったのだろうけれど、他の日に出演するバンドのネームバリューに比べてこのブッキングは正直どうなんだろうか???
最近人気がうなぎ登りなのは知っていたけれど、昔(ミスターポストマン期)に比べて楽曲の質も演奏も低下して、ただのダサいパンクバンドみたいになって退化してしまった感が否めない。ただ最後にハイブリッドレインボウが聞けたのは良かったけども。

 

Mr.Children
ストレンジカメレオンやつよがりのカバーなど完全にお客さんに媚びた選曲の前バンドとは違って、このポップザウルス達は非常に攻撃的な姿勢で幕をあけた。初っ端からいきなり知らない新曲3曲を立て続けに演奏。デビュー時期の微妙な曲やマニアックなアルバムの楽曲などフェスにしてはかなりひとりよがりな選曲だったので、あまりテンションあがらないままライブは終了してしまったのが残念。。。ただ最後にはお約束の例の曲で豪華なアーチスト達が結集し、後半部のSalyuの素晴らしい高音ボイスが生で味わえた時は鳥肌が立った。フジロックともロッキンオンとも違う疲労が少ないこのフェスは毎年来るにはちょうどよいイベントだということを再認識できた日だった。

来年は1泊2日で2日間参戦しようか検討中。