前回に対バンがよければまたヨエ子のライブに行きたいと書いたのですが、早速ですがまた行ってきました。それも最近注目度大なジムノぺディが対バンという最高のキャスティング。まあ今回のお目当てはジムノぺディです。
・平絵梨香
少し関西訛りの女性シンガーソングライター。昭和歌謡風でギター１本での弾き語りのライブでしたが、正直いってきつい。やっぱり弾き語りで聞かせるにはよほど楽曲が良くなければ難しいという事をあらためて知りました。
・バンプー茂
売れ線狙いのシティポップバンド。ボーカルの歌声と観客のハートを全くつかめれない空回りMCがとっても微妙でいてどの曲も曲調が同じで退屈そのもの。現在のフィンガー5のアキラのような風貌のベーシストが一人ノリノリになっていたのもなんだか浮いていて他の楽器もこれといって魅力を感じませんでした。そしてなにより僕らを含めた会場全体の反応が非常に冷めていたという事実が全てを物語っていました。
＞追記 結局このバンドはこの後すぐに解散してしまいました。
・ジムノぺディ
ギター、ベース、ドラムにシンセ、サックスにボーカルの6人編成で登場。「口実を見つけてまたやって参りました」という赤い服を着た小柄なボーカルの妖しげなあいさつで演奏開始。聞いてまず最初に感じた印象がボーカルがすごくうまいということ！CDで聞いた時にはあまり感じなかった声量や表情豊かな歌声とパフォーマンスも魅力たっぷり。個々の楽器についても良い意味で目立ちすぎず目立たなすぎずといった具合に適度なバランス感覚を保っており、かといってピアノソロにサックスソロ、ギターソロにベースソロとどの楽器もしっかりと存在感を感じさせていて（ドラムはもう少し目立ってもいいと思いましたけど）、そのメリハリの効いたアレンジと演奏を眼のあたりにしてすっかり彼らの世界に引き込まれてしまいました。来月発売の新曲も間奏のアバンギャルドに弾きまくるピアノソロにぐっときたしこれからがほんとに楽しみなバンドですね。そういえばサックスの人が自らが演奏していない時にノリノリで歌詞を口ずさんでいたのが気になりましたが、どうやら彼がほとんどの楽曲の作詞作曲を手がけているようです。いやあいいバンドですよ彼ら。
＞追記 各楽器が絶妙のバランスを生んでいたのにGとKeyが惜しくも脱退してしまいました。GはともかくKeyは残念無念。
・倉橋ヨエ子
前回のライブではベースがいつものバンドメンバーではなく、今回がいつもの正式なバンド編成でのライブだったようで、やっぱりバンドとしての一体感は素直に感じました。しかし残念だったのが前回のセットリストと8～9割方同じだったという事。曲順もほとんど同じ（だったと思う）。もう少し考えて欲しかったなあ。まあ前回やらなかった東京という曲はかっこよかったですけど。それにしてもヨエ子のピアノは巧い、もう一弾。
疲れてきていたので最後のバンドを見ずに帰りましたが、いやあジムノぺディはよかった～、ライブバンドでしたね。また是非見てみたいです。
