Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

COUNT DOWN JAPAN 2010 live at 幕張メッセ

5年振りとなるカウントダウンジャパンフェスに夫婦で参戦。
午後2時に幕張メッセに到着した時には、あのヘビメタバンドが既に演奏を開始していた

 

・筋肉少女隊
オーケンの癖のあるボーカルに超絶技巧バック陣が奏でる唯一無二のヘビメタサウンド。初めてな生姿を拝めたが、キーボードの超絶技巧以外は妙に古臭さを感じさせる過去のバンド然とした姿を大いに感じてしまったのが残念。Xジャンプ(両手をクロスさせてジャンプする合いの手)をパクッたり(ネタが古い)何から何まで2010年じゃなかった気がする。

 

・MIWA
新進気鋭のシンガーソングライター。バックバンド陣の演奏に完全に個性が負けていて、まだまだこれからといった印象でした。

 

世武裕子
くるり発掘によるピアニスト。パリの音大で映像音楽を専攻しているだけありテクニックセンス申し分なさすぎる。ピアノとドラム(アラキユウコ)の2名だけで奏でられる(正確に足で鍵盤ベースを弾いてます)サウンドの厚みは一体どこから来るのだろう。完全に彼女達流のグルーヴが出来上がっている。楽曲自体の展開力とメロディーセンスが若干乏しい部分が残念ではあるが、今後を期待させてくれるミュージシャンのひとりであることに変わりはない。

 

奥田民生
ロック界の重鎮。次のテクノポップユニットの場所取りの為に前方付近に陣取りフルタイム鑑賞。相変わらずの気だるい演奏/シングル有名楽曲皆無の渋すぎる選曲が逆に良かったのか、非常にロック魂をまだまだこのオッサンから感じとれたことが嬉しかった。20年近くも一線級で活躍しているのもうなづける余裕に満ちた貫禄の演奏だった。次回はユニコーンで是非姿を拝みたい。

 

PERFUME
周りの流れに乗っかってフロントエンド付近に移動。すし詰め状態とは正にこの事。この入れ替えの際に前方エリアにて、捌けていく民夫ファンがポジション取りに躍起になっているPerfumeファンの姿を見ながら「もう~気持ち悪い~」と吐き捨てるように言っていたのを聞き少し気持ちが萎える。それでも登場する前から会場は熱気ムンムン。遠くの方から「あ~ちゃ~ん」の呼びかけが飛び交う(真後ろにいた大してファンでもない輩がまたまたキモい怖いと嘆いていた(だったらこんな前方にこなきゃいいのになあ))。 しばらくして本人登場・・・おお~やっぱり可愛いい!!!という感想が出てくる前に観客達の突き上げる拳に僕の視界が最初から完全にシャットアウト。なーんにーもーみえませーーーん。さらに左側スピーカー付近にいたのがいけなかったのか、音が完全に破綻していて音楽を楽しむ以前の問題。こんな状態の中で近年稀にみるバッキバキのテクノサウンドが魅力の大好きな新曲『ねぇ』のダンスも全く見えず(本人達の衣装がチラ見できる程度)。前半戦は終始予想外のモッシュに巻き込まれながらなんとか踏ん張って立っていられるのがやっとという状況。完全に陣取りミスしました。。。面白すぎる定番の漫才トーク炸裂中、酸欠になりかけた嫁と一緒にサイドに避難(民生を見ていた時の快適なスペース)、するとめちゃめちゃお3人の姿が顔見できるんですけど!最初から大人しくここから観戦していれば良かったよ。後半戦からようやくライブを楽しめる環境になったのは良かったけれど、SLSでのサカナクションの二の舞になるところだった(学習能力無いっすなあ自分)。DVDでもそうだが、生の彼女達はそれに輪をかけたキレッキレのダンスは正に圧巻の一言に尽きます!そのキレキレ度が最高潮に達した最後はもはやこの国のポップアンセムと化した名曲『ポリリズム』でFinish!あっと言う間の出来事だった(ちゃんと見れたのが後半の15分くらいですか)若干消化不良気味なのは正直否めない。なので来年早々彼女達のパフォーマンスを見れる何かしらのライブに参戦しようと今日決めました。

 

・SUPERFLY
今夏からバックバンドのメンバーがごそっと入れ替わり、より強靭なバンドサウンドを構築し始めた感のある新生SUPERFLY。夏のスペシャフェスでは妙に軽くて迫力をあまり感じれなく肩透かしをくらった感があるが、この日の演奏はパワフルで骨太なビンテージロックサウンドを鳴らしていて安心したが、ライブに慣れすぎて煽りまくるやや大袈裟なロッカーライクのパフォーマンスや歌謡曲的メロディーが顕著になっている最近の彼らの趣向から、自分の興味が徐々に薄れてきている事をこのライブであらためて感じてしまった。なんでだろう。。。

 

くるり
最近の作品はとんとご無沙汰になっているくるり。サポートメンバーにフジのG.山内総一郎氏を携えてのステージ。弾き方とサウンドで誰のギターなのか直ぐに把握できたのは嬉しかったのだがただワンダーフォーゲルアルペジオ一辺倒に顕著にみられるように、くるりサウンドに彼の単音弾きを重視するオールドライクなギターはあまり合っていないと感じたのは僕だけでしょうか。