Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

ONTAMA CARNIVAL 2011 at Yokohama Arena

テレビ朝日の音楽番組『オンタマ』が主催するロックフェスに初参戦。ブロック指定ではなく座席指定というあまり経験のないライブイベントということで、利点はとにかく興味のないアーチスト出演時に座って休める事!さらにセンター席前から31列目のド真ん中という優良席からの観戦。

 

・THE 野党
ポルノのギターと湘南の風のメンバー(らしいが、八巻野郎と若旦那以外誰だかわからん)の新バンドらしい。センスのないギターソロと湘南の風独特のガなり声で作られる音楽=ゴミ以外の何物でもなく20分間が苦痛でしかなかった。センスの欠片も感じない。

 

・ねごと
デビュー間もない彼女達にはこのキャパでの演奏はキツいだろうと心配していたら、案の定バラバラな演奏で幕を開ける。ギターがやたらしょぼいのはPA含めた調整ミスか。リズモタイアップの新曲はかなり期待できそうな出来だが演奏力の向上も期待したい。

 

SCANDAL
メジャーデビュー直前にみたファクトリーでの演奏はもう聴くに耐えない酷いレベルだったが、あの頃とは比べモノにならんくらいバンド全体の演奏力が格段に上がっていて驚かされた。楽曲は売れ線よりのチープな印象は変わらないけれどパフォーマーという点ではかなり評価できると思います。ボーカルの子が劣化してたのが気になったが。

 

スキマスイッチ
アンビエントなスローテンポの楽曲でスタート。バックバンドの力量もさることながら音量バランスが絶妙だったのは強者共の経験値なのだろう。ただ選曲がバラードばかりで途中で寝てしまった。ボーカルが相変わらず太り過ぎなのがどうかと思うが(バンドの顔の自覚ないだろう)。

 

Perfume
カウントダウンのリベンジには申し分ないポジションでの観戦。バッキバキのフェイクイットからスタート(カウントダウンでは何にも見えなかった)で三人の姿をばっちし拝む。相変わらず可愛いぜ。ただ気になったのはダンスのクォリティーが微妙だった事。大学の期末試験の疲れがあるのか立ち位置もずれてたり振りのシンクロ率も低くいつものクオリティがないように感じたが、カウントダウンの劣悪な音環境と比べて聴くに耐えうるサウンドだったのは良かった。下半身に重低音を直撃されながら芸人ばりの相変わらずのMCも炸裂しつつ非常に満足のいくライブだった。面白かったのは、それまでふんぞり返って座席に座ってみていた左隣のチーマーカップルも、一列前の母娘の親子も、僕の視界を常に邪魔していた2列前の超長身の優細男も、右隣のPSPばかりやっていたやる気ないカップルも、パフュームが登場した途端に狂気乱舞して踊りまくっていたこと。というかパフュームファンが会場のほとんどを埋め尽くしていたのではないかと思わせる程の一体感は半端なかった。人気ありますね彼女達。彼女達のポテンシャルと人気の高さをまざまざと感じれたパフォーマンスだった。

 

斉藤和義
気だるい選曲にだれてきて寝そうになったが、名曲「歩いて行こう」から目が覚めた。噂のポッキーギターに持ち替えてからヒット曲「ずっと好きだった」までは会場全体のボルテージがあがり最後には拍車喝采。民生にも通ずる事だが、気だるいミディアムナンバーを排除してくれれば全編通して楽しめるライブになるんだかね。

 

Cocco
圧倒的なパフォーマンスとはまさにこの事。全身全霊を込めたCoccoにしかできないCoccoにしか成し得ないステージングは衝撃的。最近のアルバムは耳にしていなかったのであれだが古い代表曲もしっかり演ってくれて、特に思い入れの強い「焼け野が原」が聞けた事が嬉しくて堪らない。バックにはいつもの面子がしっかりと土台を支え、その上を自由に泳ぎ回っているかのような華麗でエネルギッシュなパフォーマンスは見事だった。ただ残念だったのはCoccoを見る前に帰路につく人々が多かったこと。若い世代には知名度が低いのかもな。