Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

ときめきジャンボリー at Hibiya Open-air Concert Hall

チェコノーリパブリックを筆頭に、話題のニューカマー達が一斉に出演する日比谷屋音のイベントに参戦。こんだけの数のバンド/アーチストが出演するのにたった1500円ぽっきりなんて、なんて良心的なんだよ屋音さん。前日の動向予定だった嫁ドタキャンにより、ロンリー僕はひとりかい?。

 

SHISHAMO
今回のイベントTのデザインをこのバンドのボーカルが手がけたという(デザイン料1000円)所謂チャットモンチーチルドレン的ガールズトリオバンド。彼女達には悪いけど、そこら辺にいるアマチュアバンドと比較してもレベルが低すぎる。「学校に行きたくない~」「この曲でタオルを回すために物販でタオルを買おう~」などという幼稚な内容が(悪い意味で)印象的な幼稚な歌詞とどうにも未熟な演奏。ギターの女史はロッキンなリフを時折奏でていたが、基本的に不安定な演奏を露出していたし、終始棒立ちなベースに同一リズム一辺倒の打ち込みライクなドラム。こんなレベルでよくこのイベントに出演できたなと、ブッキングされたなと、彼女達が演奏中の観客側の着席率高の様子から、自分達の非力さを彼女達自身が感じとっただろう。もう少し経験積むべし。彼女達のようなバンドに顕著に現れている事として、チャットモンチーというバンドが世の中の若者に与えてしまった悪い影響として、メジャーバントとしてテクニックを磨かなくても別に問題はない、こんなレベルで十分だ、という事を証明してしまった事だと思う。これからもっとこんなレベル低なつまらんバンドが沢山出てくるんだろうなあ。。。

 

キュウソネコカミ
大阪のミクスチャーポップバンド。リハ中にKeyの男が、今流行りの『北の海女』タオルをステージ中央で拡げて観客を煽っている姿にテンションあがったが、好印象だったのはこの時まで。本番が始まると、だだ喧しいだけの雑音三昧で辟易。浪花特有の柄の悪さが面白いと勘違いしているGのMCも終始好戦的でようわからんし、例えるなら、関ジャニのノリをパンキッシュにしたバンドという言い方が適切だろうか。カメハメハや元気玉を取り込んだ楽曲で若者へのウケは上々の様だったが、とにかく楽曲演奏全てにおいてセンスが無い。派手なパフォーマンスだけ磨いているようでは、バンドの基本のきである音楽性の根底を磨いてからにしないと、その内直ぐに飽きられるに違いない。

 

KEYTALK
メジャーデビューが決定した4人組。サイドギターが1曲目で調子に乗ってバスドラを破壊してしまい曲の途中からバスドラ音が鳴らなくなるという、レアなハプニングが発生したりしたが、メロコアがベースなんだけど、サウンドはソリッドだし、楽曲自体がとてもキャッチーで、所謂メロコア系とカテゴライズ出来ない大衆性を持ち得たいいバンドだと感じた。

 

岩崎愛
アジカンゴッチがプロデュースした事で名前を知っていたり女性SSW。苦手な弾き語りスタイルでアコギのみの演奏だったが、低音気味の独特の歌声が癖になるというか、弾き語り派として確固たる地位を確立しているPredawnに匹敵する存在感というか、とても魅力的なアーチストである事は、彼女の歌声を一聴してすぐに分かった。風立ちぬの主題歌で話題のユーミンひこうき雲』のカバー、どうにか音源化してくれないかな。次はバンド形式でライブがみたいと思わされる良いアーチストだった。(アジカンのツアーにもコーラスとして参加しているみたいですね彼女)。

 

・CZECO NO REPUBLIC
お目当ての5人組マジカルポップバンドの登場。最近GとKeyのサポート2名が正式メンバーとして加入したようだが、特にKey.女史が加入した事で彼らの音楽性の幅がぐっと拡がった気がする。美形で美声のKey女史メンバーは、東京カランコロンのせんせいと同様に、バンドにスケール幅と奥行と最良のスパイスを与えてくれる。これまでCD音源しか耳にしていなかったのだが、ありとあやゆる多種多様な楽器音群を、限られたメンバーだけでステージ上でどのように表現するのかが非常に興味深かったのだが、G.2人がそれぞれKeyを兼任、Keyが管楽器類を兼任、メンバー全員でコーラスワークを担うという、まさにメンバー総力戦という形で複数の楽器を奏でる様は、カナダのRushのよう。単純にキャッチーという表現が当てはまらない複雑で予測できないメロディーを持った曲構成を、普遍的なポップソングとして成立させる彼らの持ち味が存分に表現された、正に音の万華鏡的な見事なステージングだった。イケメンなのか良く分からないフロントマンのBaや、紅一点の美人Keyの演奏中に魅せるハワイアン的ダンスなど、これから解明しなければならない謎があるのも彼らの魅力だろうか。ちょうどメジャーデビューが決定したという嬉しい発表もあり、今後更なる活躍が期待される楽しみなバンドのひとつである。ちなみに女性だけでなく、男性ファンも少なくなかったのが、一ファンとしてなんだか嬉しかった。

 

ひとりでの参戦が非常に心細かったのと、お目当てのチェコのライブが終了した事もあり、フジ山内氏のソロ弾き語りを目撃せずに帰宅。