Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

気志團万博2013~房総爆音梁山泊~ at Sodegaura Kaihin Park

念願のももクロライブを目撃しに、数年前に数年ほど住んでいた袖ヶ浦の地に再び降臨してきた。会場に着く前にある出来事があったのでまずそれをば。横浜からアクアラインバスにて袖ヶ浦BTで降車し、袖ヶ浦駅に移動しようと(袖ヶ浦駅から会場前シャトルバスに乗る予定で、同行者のメイキュウ時代の同期Kと待ち合わせする約束だった)タクシー乗り場で待っていた。すると終始PADを弄っている前の男がこう話してきた「みんなでタクシー乗り合いましょうよ」。話してみると、ほとんどの人達が会場まで直行するというので、僕もそれに便乗する事にし、袖ヶ浦駅経由は取りやめ、Kとは現地集合する事にした。乗合のタクシーメンツは、PAD男A、僕、前日のフェスも参戦している2名の男BCの計4名。会場までの時間がとにかく地獄だった。車内で繰り広げられた会話はAs Follows、、、


・このフェスは、ロッキンフェスにいるような行儀の良い客とは違う/サマソニ派に近いから良い⇒良く分からないカテゴリー分けに男AB共鳴
・ロッキン系のバンドを批判しているのに、ロッキン系よろしくなMirrazのバンドTを着ている男B、それに呼応する男A⇒どっちなんだよAB共
・ホルモンだけでなく、ビジュアル系でもなんでも俺は聞きますよ⇒男Bの音楽通イキフン
・アイドルのライブは、生演奏だったら十分楽しめるんすよね、2回行った嵐のライブでも生演奏で良かった⇒男Bの俺なんでも聞きますよ知ってますよイキフン×2
・俺ロックフェスでちょっとした有名人なんですよ、スパイダーマンのカッコしてるんで。ツイッターのフォロワー7000人いますから⇒よくわからん男Aの自己主張
・雨降ったらマスクが顔にひっついて息苦しくなるからこまるんですよ⇒男Aのマジギャグ、これは唯一面白かった
・なんですけど、あまり目立ちたくないから後ろの方でライブ見ること多いですよね(スパイダーマンの格好で)⇒いう事が論理破綻している男A
・HIDEのトリビュートバンドが伝説的だった、これを見るだけでも昨日のライブは価値があった⇒HISASHIがギターの時点でどこが伝説的バンドなのか??
・音楽通ぶっているのに、ディーパーズのNARASAKIを知らない⇒男ABの薄識露呈
という風に、自分が最も苦手とする部類のロックフェスファンに遭遇してしまい、会話に参加する事も出来ず(あえてせず)、頗る居心地の悪い地獄のタクシーを耐え抜きようやく会場に到着。会場に着くと、ももクロファンという事が即理解するほど、推しメンカラーTシャツをきたモノノフ達が大勢いた(8割はそうだったかもしれない)。入口で友人Kと合流し、いざ会場入り。

 

東京スカパラダイスオーケストラ
最後の2曲のみをBGM感覚でラフに観戦。スカ、まあいいんじゃないですかね。茂木さんのDrはやっぱり上手かった。

 

・マキシム ザ ホルモン
主催者の氣志團とは、ライブハウス時代に何度も対バンをしていたインディーズ時代から旧知の仲だという事を、ホルモンの紹介VTRで初めて知った。そうなのか、氣志團ってフジファブリックもそうだけど、旧知の仲のバンドが多いのは、翔やんの人柄なのかもしれないな。そんな訳で、この紹介VTRが頗る面白かった。ナヲさんとダイスケはんと翔やんの3人の掛け合い漫才に腹が攀じれるくらい笑わされた後に、本編が始まる。大ヒット曲「恋のメガラバ」からエンジンスパーク開始。ギター音が出なくなるハプニングなどもあったが、おとなしく腕を組みながらライブを楽しむのがマイスタイルだったが、生まれて初めてヘッドバンキングしてしまうくらいに、大爆笑を誘う見事なMCも含めて、観客を上手に煽れる事に関しては彼らの右に出るものはいないのではないか・バカ売れしている新譜の中で特に好きな「便所サンダルダンス」「恋のスペルマ」も演奏してくれたし、That's the live bandというモノを目の前で見せてもらった見事なステージングだった。またどこかのフェスで見てみたい。ちなみに、ホルモンがももクロを意識して作ったTシャツや、ももクロがホルモンを意識して作ったTシャツをきた観客が非常に多かった事がなんだか微笑ましかった。そうそう、例のスパイダーマンは、上の右の写真の右側に写っている男で、ももクロ2chにホルモンライブ時の写真と共に話題になっていたのでここに掲載しておく。

 

超新星
韓流のアイドルユニット。なぜこのフェスのメンツにブッキングされているのか解せないのだが、女性だけがメインステージに集まって小さく盛り上がっていたように思う。モニタ越しにみた、ワンナイトカーニバルのお粗末なコピーがとにかく酷かった事と、前ステージのホルモンのMCでダイスケはんが「超新塾」と間違えていた事を誰も指摘していなかった事だけが印象に残っているだけ。もう消えるなこの手のグループは。完全に世間に飽きられている事が周りの反応をみてよく分かった。

 

シャ乱Q
一生見ることがないと思っていたハロプロの生みの親的率いるバンド。最近また再結成したらしいが(だからこのフェスに出ているんだろうけど)、もっとロックバンド然としているのかと思っていたのに、動きがない、煽りもやる気のないアイドルと同じ、MCも短調で、なんだか完全に初老バンドと化していたのが残念だった。けれど、往年のヒット曲のオンパレードには、こういう統一感が皆無なフェスには最適なキャスティンだと思ったし、何より誰もが知っている楽曲を沢山持っているバンドは強いですわあ。個人的に好きだった上京物語、シングルベッドを生で拝めた事も地味に嬉しかったし。

 

VAMPS
HYDE率いるロックユニット。ラルクの時は、Honeyとか虹とか、メロディアスな楽曲をやっていたのに、今はとにかくダサい音楽をやっているという印象だったが、それはこの日のライブを見ても変わらず。フックも何もないセンスの欠片もないただ煩いだけのダサいサウンドと、「木更津っていいとこ~だ~って聞ぃたんだけどぉ~、ねぇ?いいとこ~だ~って聞ぃたんだけどぉ~」「俺たち愛し合っちゃっていいよねぇ~?ねぇ?いいよねぇ?」
と到底21世紀とは思えない、いつの時代のロッカーなんだと、時代錯誤を思わせる勘違い振りも甚だしい格好つけすぎのキザすぎる寒すぎるMCに凍ってしまうかと思った。印象的だったのは、この次の神の子達のステージの場所取りの為に前方に陣取っていたモノノフ達がちゃんと反応していた事。エライはモノノフ。

 

ももいろクローバーZ
遂に待ちに待った5色の神の子5人組。同期Kはサマソニに参戦していてついこないだ振りなのに毎回ライブ前は緊張すると言っていたが、自分なんて去年の3/11以来で、その時のライブがある種のトラウマになっているので、彼女達が登場するまでの、緊張と期待と恐怖が入り混じったこの何とも言葉に言い表せられない感情が確かに宿りつつあったが、時間は待ってくれない、登場と同時にぐっと腹を決めて目の前の光り輝く5人の少女達としっかり向き合う事にした。日産ライブでの国歌斉唱からスタート。最初のMCでKwkmがまさかの噛み技を披露し、その事で僕の緊張が和らいだ気がする。冒頭は、5th Dimentionから『Birth φ Birth』。前回のBlitzでのトラウマというのが、キチガイじみたヲタのコール合戦と宗教チックなヲタダンスに完全に引いてしまった事だったので、この久しぶりの野外ライブで自分の身体が彼女達のパフォーマンスとモノノフ達の行動に対してどのように反応するのか、その場にたってみないと自分でも全く分からない状況だった。そういう意味では、ファンの間でも未だにどのように対応すれば良いのか分からないという『Birth φ Birth』から入ったのは良かったのかもしれない。続いて、壮大な傑曲『無限の愛』。テンションMAX。アイアイサーもばっちし振り付けでコール。ふと気づいたのだが、歌普通に音外してないじゃん。TVShowでは散々な言われようだけど、場数をこなしていることとボイトレの成果が出ているのか、バッチシ歌えてましたよあの子達!続いて密かに大好きなピンキージョーンズのレアなコール(隣のK氏の本気度にも)にドン引きしたけどw、会場全体の一体感が凄まじすぎる。老若男女が全員が全員ももクロのパフォーマンスに換気弁部。国民的アーチストとはまさに彼女達の事を言うのだろう。また推しメンが担当するパート時には推しヲタがジャンプする光景も慣れてくるとある種のアトラクションに見えてきてそれはそれで楽しい光景だ。3曲続けた後にようやくMC。そうです、あの恒例のメンバー自己紹介。れにちゃん体操から、あーりんのほっぺに、しおりんのあいうえお作文に、ありやーすに、かなこぉ↑、すべて全力でやりましたよ、やりきりましたよええ。前回はフリーズして何もできなかったけれど、今回は見事リベンジを果たしましたよええ。そんな清々しい気持ちになっていたら、まさかの『5 the power』。ライブで映える曲ですなあ。ガンダムOPを挟んで、突然レッドが言い出した「作曲者には内緒だけど新曲を披露します。この時期にどうしても歌いたくて、曲名は『Seacret Love Story』。聞いてください」。クリスマスの曲だった。真夏なのに何故真冬の曲をいまわざわざやるのかね?K氏とは、広瀬香美提供曲か?いや、アーバンギャルド提供曲か?と憶測をしてみたが、答えは氣志團カバーだったみたい。知らんなあ、ワンナイトカーニバル以外やられても一般人は知らないというオチだった。。。悲しい。。。続いて、今のところの一番のヒット曲『さらば~』で完全にファンではない人達の心を鷲掴みにし(後ろの明らかにファンではない伯母さん軍団が、この曲の途中で「よし、メンバーの名前と顔を全員覚えましたー。」と自慢気に言っていたもんね)、ED曲は、まさかまさかの『怪盗少女』!いやあ上がった上がったー!!!感想部で6回連続前転をかまして、あの【エビ反りジャンプ】もバッチシ拝めることができて、大熱狂の内に神の子5人組のパフォーマンスは終了してしまった。正直物足りない、全然見足りない、もっとずっーーーと彼女達のパフォーマンスを見ていたい!これはひょっとしてワンマンライブに参戦するしかないですな。それにしても生れにちゃんは美人さんだったな。というか、5人とも見事なまでにキラキラ光り輝いていたなあ。ファンでいられて幸せな瞬間だった。一昨日までの海外出張の披露なんてどこかに行ってしまったかのように元気をもらった。明日から頑張って生きようと思う。

 

黒夢
死にぞこないのビジュアル系上がりのロックユニット。VAMPSファンとリンクしていそうな感じがしたけど、結局のところ、ビジュアル上がりがどんなロックを奏でても結局はセンスの無さを露呈してどうしようもない音楽を奏でるだけだという事を、一世を風靡したかもしれない彼らのステージを見てもその印象はまったく変わらず。なんでこんなにダサいんだろうか?全く理解不能

 

帰りのバスの時間を考慮して、2曲目が始まったところで退散。聞くところによると、氣志團の演奏の時にももクロが出てきて、『ココ☆ナツ』と『ワンナイトカーニバル』をコラボしたそうな。めちゃめちゃ見たかったなあもう。来年ももしもももクロが出るようなら必ず参戦しようと思う。If possible, 去年のような伝説的すぎるメンツを来年は揃えて欲しいですな。今年はどうにもしょぼすぎた。ももクロが出てなけりゃ絶対見ないフェスだよ正直いって。翔やんお頼み申す。