Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

ハルカトミユキ アルバム レコ発 3days 3rd day 06.30 live at SHIBUYA CLUB QUATTRO

ハルカトミユキの新譜リリースレコ発3daysの最終日に参戦。


大好きなUK/USロックに共鳴していて独自の世界観をしっかりと確立しているロックユニット、はたまた、単純にもの凄くタイプの美人がフロントマンをしているロックユニット、このどちらにも当てはまる日本のバンドと言えば、ハルカトミユキかきのこ帝国ぐらいしか思い浮かばないのだが、その両バンドが出演するライブとなったら平日だろうが何だろうが足を運ばない理由がない。元同期Nを誘い、苦手な街渋谷の、ブックオフ上階にある、ライブハウスに向かう。
入場前に用をたしたくなったので下階のブックオフに向かうもRest roomはNothing。近くのLawsonに入るもNothing。更に近くのスポーツショップに駆け込んでみてもNothing。おいおいトイレのひとつやふたつも簡単に見つからないなんてなんて街なんだい!!!と、怒りと我慢の両方の感情を抱えながらiPhoneで【渋谷クラブクアトロ トイレ】と検索してみたら、入場したクアトロの会場内にあるではないかー!急いで入場エリアに向かうと、ちょうど自分の整理券番号の呼び込みが過ぎていたタイミングだったので速攻INして用をたす。もう少しでお漏らしするところだった@アラフォー世代。
どうでもいい話は置いておいて、ハルカトミユキを目撃するのは数年前のGrapevineとのジョイントライブ以来になる。あの時は6曲程度の演奏で、まだ知名度もそれほどなく前座的な扱いだったので、彼女達目当ての観客がどれだけいたのか把握できず、一体どういうファン層がいるのかが全く読めなかったのだが、意外や意外、自分と同世代、もしくは年配の方がかなり多く、それは共鳴しているSOUNDが90s UK/USロック好きの自分世代の音楽愛好家にちゃんと響いている証拠だろう。嬉しい。今回は彼女達の発売されたばかり新譜【溜息の断面図】のレコ発ライブという事で17日から3daysライブを敢行中で、彼女達に所縁のあるバンドをゲストにツーマンライブを毎日開催しており、最終日の本日の対バンが盟友きのこ帝国である。きのこ帝国、大好きですよ。一度は目撃したかったので、今日はもはや自分の為のツーマンライブなのではないかと錯覚するほどの贅沢なライブであった。

 

・きのこ帝国
登場前のSEにシューゲイザーを数曲流しながら登場。ファーストインプレッションは、「意外にリズム隊が骨太なんだなあ」。本人達はそう言われることを嫌がってはいるが、鳴らしてる音は列記としたシューゲイザー以外の何物でもない。というかそれでいいじゃない。大好きなサウンド。千亜紀嬢の伸びやかなVo/Gtと奇天烈なあーちゃんのGtとが心地よいディストーションの渦を作り出している。代表曲【海と花束】【東京】もしっかりと演ってくれて大満足。そして何より千亜紀嬢が超美人。ホリプロスカウトキャラバンのグランプリを受賞する程の美貌を持った女性が泥臭いシューゲイズを奏でながら美声で歌っているというだけでもうドストライク。その時点でまず数多のロックバンドを軽く超えている訳で、その彼女を核にしながら学生時代から長年積み上げてきた確固たるバンドサウンドが鳴らされているのだからもう他に何も要らない訳です。メジャーに上がってから【東京】以外に名曲が出せていないのが残念だが、その【東京】ライクな分かりやすい名曲をもっともっと量産出来れば、より表舞台に出てこれるポテンシャルを持っているのに、未だにインディー然としすぎてるのが個人的には勿体無い。

 

・ハルカトミユキ
SEにUKロックを畳み掛けてから登場。個人的に嬉しいのが、数年前からプロデュースを担い、ライブでもギタリストとしてサウンドの屋台骨を支えている、大好きだった今は亡き二千花のキーマン:野村陽一郎氏がバックバンドのメンバーにいること。彼の作り出すオルタナティブロックサウンドが大好きなので、トンがったハルカトミユキの世界観をうまく調理してくれていることは、彼が関わった最近の彼女達の名作群で既に立証されているので、それがステージ上でどう表現されているのかを見所聴き所にしながらライブ開始。前回のライブからの成長としてまず感じたのは、ハルカの歌唱力が格段に進歩している事。DVDの映像や2015年時のライブではまだまだ不安定な状態が多々見られたのだが、特徴的な高音ボイスに安定感と力強さが加わり、ボーカリストとして完全に一皮も二皮も剥けている。またミユキとのコーラスワークも息がぴったりになっているし、野村氏をはじめとしてアルバム制作時から連れ添っているバックバンドのメンバーによって彼女達が鳴らしたい理想の音をしっかり再現出来ていることは、ハルカトミユキの演奏時の自信に満ち溢れた満足気な表情から見て取れるほど完全度の高いロックサウンドを鳴らしていた。前回のライブでは代表曲をほとんど演らずじまいでだったが、今日のセットリストもレコ発ライブなので、新譜の楽曲を中心に組まれているのは仕方のない事とは分かっていながら、【バニラ】や【マネキン】、【肯定する】【Drag&Hug】【バッドエンドの続きを】などの特に大大大好きな楽曲をことごとく演ってくれなかったのがただただ残念。これはもうワンマンに参戦しなければ自分の欲求は絶対に満たされないという事なんだろうか。

ああ日比谷野音どうしようかなあ。。。