Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

FACTORY at フジテレビ

学生時代によく応募していたフジTVの番組「FACTORY」に久々に行ってきました。

 

ジムノペディ
KeyとGが脱退して4人編成となってのライブ。これが初めて彼らを見たならば間違いなく満足していたでしょうが(周りの友達は好評価)、やっぱり以前の編成と比較して見てしまいました。サポートでKeyとGがいましたがSaxとKeyの立位置が反転していたり、GがサポートのせいかSaxがリード楽器としてより目立っていたりという変化が見受けられましたが、以前よりもバンドとしてのバランスが減ってしまったように感じました(特に音圧が)。サポートのKeyも凄く上手かったのですが(倉橋ヨエ子似で特に「アコーディオンあげる」のプレイ)、やはり直角動作のパフォーマンスがいかしていた前Keyがよかったなあ。相変わらず歌は上手いし演奏も満足いくほどに良かったですけど以前の編成の演奏を聞いているのでね。

 

トルネード竜巻
このバンドの為に応募したようなものだったので、めちゃめちゃ楽しみしていましたが、一言「わからない(判らない解らない分らない)」。どう聞けばいいのかまったく分らない。歌も演奏も理解不能といったたぐいの難解さ。それでも去年めちゃくちゃ聴きまくった「恋にことば」のイントロが演奏され始めた瞬間に僕のアドレナリンが爆発しそうになりましたが、数秒後にそれは結局恋にことばの最悪なリアレンジ曲だった事が分かり一気にテンション急下降。結局彼らの演奏が終わるまで私のテンションは回復する事はありませんでした。。。最後に演った割と分かりやすいスタンダードな新曲も何もひっかかる事のない薄っぺらな楽曲だったし。もうファンを続ける自信がなくなりました。。。

 

ROOSTER
港で人気話題沸騰中のイギリスのイケメン4人組正統派ロックバンド。70Sブリティッシュロックと90Sオルタナロックを合わせたような日本人には到底出せない分厚いサウンドはなかなか素晴らしいものがありましたが、とにかく楽曲の酷さに辟易。とにかくどの曲も全くフックがなくやかましいだけの演奏も聴けば聴くほど飽きてくる。バラードのアレンジなんて恥ずかしくなるくらいかっこ悪い。女性の黄色い声が僕には空しく響いていました。でもまあひょっとしてサマソニなどの会場で聞けば印象が変わったのかもしれませんがFACTORYではその良さは全く伝わってきませんでした。

 

・向井修徳アコースティック&エレクトリック
向井のソロ活動の一貫。フォーキーなアコギに乗せたヒップホップ。同じフレーズがしつこいほど出てくるのでかなり退屈でしたが、後半のエレクトリック部分(エレキの音をフィードバックさせたままエフェクターのスイッチ切替だけでいつでも音を出せる状態にして)で一人二役みたいな事をして観衆を感心させていたり、おそらく向井の事を知らずそれまであからさまに馬鹿にした笑いをしていた女子校生達の態度を一変させた最終曲での社会に対するアンチテーゼな言葉で綴った圧巻な歌詞など、紛れもなくナンバーガールの核であったという片鱗を多少は見せてくれました。でもやっぱりソロはちょっと・・・。

 

ムーンライダース
もうすぐ結成30年という超大御所バンドのライブ。アルバムを2枚ほど持っていますが演奏している姿を見たことがなかったので密かにライブを見てみたかったバンドでした。周りの会話や態度を見ていて彼らの事をほとんど知らない人々が多く(なんだこのジジイ達はという声もちらほら)ちょっと心配でしたが、伊達に30年やっていませんよね。ライブの見せ方というか余裕が他のアーチストと桁外れに違いました。全曲知らなかったですが、日本のXTCと呼ばれているのもうなづける一筋縄ではいかないひねくれた楽曲ばかりで、すかんちなどのプロデューサーとして有名な白井良明のメロディアスなギターもよかったしバイオリンのメンバーもいるしとにかく音数が多く僕の顔も自然とにけっぱなし。まあ多少古臭い感じは否めなかったですけどね。還暦近くになってもしっかりと新しい音楽に耳を傾けている鈴木慶一の姿勢を見て、自分も彼らのようなおじいちゃんになりたいなあと思った次第であります。とにかくかっこよかったなあ。