Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

ROCK IN JAPAN FES 2005 at Ibaragi hitachi park

初日のロッキンジャパンフェスに何故か姉と初参戦。緑の中を歩いているとどこからともなく演奏が聞こえてくるこの感じ、やっぱりたまりませんな~。某フェスのような球場やドーム形式の不自由な野外フェスにはもう行きたいと思えなくなりました。

 

175R (in Lake stage)
通りすがりにちょろっと見ました。こんな捻りも何もない時代遅れのパンクバンドが
何故未だこんなにも人気があるのか全く解せません。

 

風味堂 (in Sound of forest)
ターレスのピアノロックトリオバンド。TVで見た時に演奏はまあ良いけどピアノロックというよりは、ロックンロールの要素がとても強いバンドだなという印象があったのですが(今まで興味薄)、実際はスモールフェイセズに通じるロックソウルフィーリング溢れるピアノボーカル(とにかくピアノ引き倒しまくり)、メロディアスなベースと跳ねりドラムが織り成すマジック。これはまさにベンフォールズの再来か!とまではいきませんが、本家(BFF)に感じれる何とも言えない胸躍る高揚感を少しだけでも感じれたライブでした。いい意味で敷居の低いライブでいたね。ただ最終曲の甘ったるいバラードで締めたのは明らかに選曲ミスと感じたのは僕だけではないと思いますけど・・・

 

セカイイチ (in Sound of forest)
無骨なサウンドが特徴の新人ロックバンド。アルバムを聞いた時にも感じた退屈感はこのライブを聞いても全く印象が変わりませんでした。こうも楽曲や演奏に引っ掛るものが何もない、印象が得られないバンドも逆に珍しい。本番前のリハにおいても新人バンドたる未熟さを包み隠さず露呈してしまっていたので、経験不足の感もいなめないとは思いますが・・・。姉は横で寝ていましたzzz

 

YUKI (in Grass stage)
最近になってようやく魅力的な楽曲を連発して表舞台に舞戻ってきたユキ。それまでの場数を踏んだ経験の豊富さを物語る彼女のステージングに完全に魅了。このステージを見いていた観客全てを自分の世界に引き込めるパフォーマンスは圧巻。それに30代には到底思えないキュートなルックスやも相まってさまざまな要素を含んだ
シンボルとして完全に成り立っていました。「JOY」は新しいポップアンセムに成り得る楽曲だと思います。

 

100s (in Grass stage)
タイムテーブルの都合上ちょこっとした見ていません。後で演目を確認したら金字塔からの楽曲は皆無だったので見れなくてよかったんですが。

 

AIR (in Lake stage)
豪への語学留学から戻ってきたエア。100sを見ていた関係で冒頭に演奏したらしい僕の大嫌いな「Me.We」が運良く?聞けなかったのですが、その後のアコースティックなセットリストや相変わらずのエンジェルボイスな歌声からいろんな意味で武者修行の成果が表われていた?ように思えます。それにしてもこのレイクステージのPAが酷すぎたのがかなり不愉快でした(音割れまくり)。

 

M-FLO (in Lake stage)
リサが抜けたおかげで毎回いろいろなアーチストとコラボしているm-floのライブ。
DJがオケだけ流してMCが歌うだけのHipHopやテクノが大の苦手な僕ですが、一応リズム隊は生バンドだったのでまあ許すとして、コラボしているゲストミュージシャンが続々と登場して会場を沸かせたり(最近コラボしたばかりの和田アキ子の登場に期待させられたり(結局出てこなかったけど))、突然のアクシデントにも臨機応変に対応できるバーバルの絶妙なMCなどプロのアーチストというものを非常に強く感じました。やっぱ売れているだけありますね。観客の乗せ方が本当に上手かった。やっプロだった。

 

BUMP OF CHICKEN (in Grass stage)
初めてみるバンプのライブ。これまでさんざん演奏力の未熟さを雑誌各社で指摘されていたので、どれほどの腕前なのだろうと疑いの目で待ち構えていたのですがそんな思いは一瞬にして消し去られました。さすがにメインステージに立つには申し分ない程の最低限の演奏力は持ち合わせていて(ミスもほとんどなかったように思える)、まあ良く言えば丁寧、悪く言えばCD音源と同じといった感じ。しかし、藤原の歌声が発せられた瞬間にそれらがどんなに駄曲であろうと瞬時にしてとてつもない説得力を持たせてしまう、それだけ彼の歌声には『Force』が宿っていました。かっこよさと美しさを兼ね備えた彼の歌声、かなり好きです(イェーやアァーという響きはなんともいえなく独特)。それにしても大きな会場のコンサートでよく見られる光景、皆が一緒に人差し指を空に向かって突き刺したり両手を空にあげて揺らしたり暗黙の了解的な振り付けは本当になんなんでしょうかね?アーチスト側は要求する振り付けはいいと思うけど、楽曲に関係なく行われる宗教的なこの一連の動作がとにかく寒くてしかたがない。

 

リップスライム (in Grass stage)
本日の大トリ。姉が大ファンなので前列に行って鑑賞。知っている曲も多くてパフォーマンスもコミカルで見ていて純粋に楽しかったのですが、周りのファンとのギャップ(好き度の違い)に全くついていけなくて、真後ろの自己中なファンに疲労させられた事もあり後半途中で後ろに避難。後半から生バンドを携えていましたが、渋谷陽一氏もインタビューで語っていたようにリップに生バンドは全く必要がないと思ったのは僕だけではないと思いますけど。だってアレンジに無理があるんだもん(ファンではないからかもしれないけど同じ曲に聞こえない。)

 

帰りも混雑にならないように上手く対策されていて、ライブ以外のところにも気が配られていて非常に意心地がよい、来年も再来年もまた来たいと思わせてくるロックフェスでした。ただし、駐車場が何のマーキングもされていない原っぱだったので、広大な敷地内にとめられた無数の車から自分達の車を探しだすのに無駄に時間を要したのがたまに傷でしたが(正直このまま帰れないかもと覚悟しました)。次回からその辺もお願いしますよ渋谷さん。