スペシャフェス2日目。
・NICO TOUCH THE WALLS
バインチルドレンの筆頭株。メロディアスな楽曲が持ち味だが、リードギターを始めとしてバックの音圧がスカスカ過ぎて拍子抜け。結局ボーカル光村氏のワンマンバンド（これだけじゃ弱すぎ）を露呈してしまっていた。メインステージはちと荷が重かったように感じた。
・清竜人
巷で話題のシンガーソングライター。バックバンドがやたらと巧過ぎる。よく見たらBassが名プレイヤーで有名なTOKIE嬢ではないですが。滝氏のルックスは不細工な子男。これといって才能を感じなかったのだが何故こんな豪華なメンツをバックに歌えているのか疑問。
・SISTER JET
モッドなスリーピースブリティッシュロックバンド。ソツの無いタイトな演奏は聴き所十分だったが、それほど楽曲自体にグッとこなかったのも事実。けれども、彼らが好きなバンドと僕の好きなバンドがおそらく被っているであろうと想定できる音楽を奏でていた。ボーカルが後半感極まって泣いていたのが印象的だった。
・SUPERFLY
言わずもがな大人気ロックユニットの登場。『Factory』の観覧で目撃した時は、メジャーデビュー直後だった事もあり今ほど人気アーチストになっておらずこじんまりとした印象だったが、様々な舞台経験を積んだ越智志保嬢の大きなステージングパフォーマンスは貫禄すら漂っていたように思う。ただバンドの音量が小さめだったためか、全体的に大人しめで突き抜けるようなハイトーンボイスも健在ではあったけれども、想定の範囲内といった印象しか得られなかったのも事実。PAの問題か？それとも彼らの実力がこんなモノなのかどちらなのかは結局掴めなかった。
・秦基博
美声で鳴らすオフィスオーガスタの売れ筋SSW。小太りの微妙なルックスなのに、あんな甘い美声で歌われたらそりゃあ誰だって聞き入ってしまいますよ。人の歌声を聴いて久々に嫉妬してしまった。羨ましい声の持ち主だ。
・BEAT CRUSADERS
熱狂的なファンを持つビートロックバンドの有終の美的ステージ。今月末で解散、じゃなかったYMO風に言うと散会する事が決定しているお面バンド。特に贔屓していたバンドではなかったけれども、最後の素顔が拝めてなんだか非常に得した気分。メロコア要素が強いので苦手でな部類ではあったが、ヒダカ氏がよくコラム等でとりあげているようにブリットポップ的な要素も多く、実は以外に好みなバンドだったんだなあとあらためて感じた。後半にブラッドサースティーブッチャーズの吉村氏をゲストに迎えたり（正直あまり意味がなかった気がする）、お祭り的で終始和やかな雰囲気の素晴らしいライブパフォーマンスだった。さようならビークル。
・CHABO BAND
往年の名ギタリストの登場。やたらと古臭い演奏曲展開に退屈極まりなく昼寝タイムに突入。RCサクセションに思い入れが全くないので正直この人の魅力が良く分からん。ギターもそんなに上手いと思わないし。
・9MM PARABELLUM BULLET
若手実力派ナンバーワンロックバンドの登場。衝撃的パフォーマンス、この一言に尽きる。イケメンで美声のボーカルに、縦横無尽に暴れまくる左右の竿系プレイヤー達。黙々と複雑なリズムを叩き続けるドラム。よくここまで高レベルハイパフォーマンスなメンバー達が神奈川大学に入学したんだと感心してしまう。有り得ない程の激しいアクションを演じている最中も早弾きは完璧に弾きこなしているのが凄すぎる。スタジオでパフォーマンスの練習を念入りに行なっているとしか思えない完成度だ。
・サニーデイサービス
奇跡の再結成を果たした永遠のギターポップバンド。僕の中でもある意味学生時代の青春のバンド。セットリストはロッキンオンジャパンの時と全く一緒。末永く続けいていって貰いたいですな。
こんなメンツを一度に見られたなんて本当に贅沢すぎる。設備云々で不満があるが、来年も可能であれば参戦したい。
