Yesのライブ参戦レポート

感じた想いをそのままに参戦したライブをレポートしていきます。

東京カランコロン ツアーファイナル”ワンマ ん2013” live at Akasaka Blitz

カランコロンのメジャーデビューアルバムレコ発ツアーファイナルに夫婦で参戦。去年のちょうど今頃に横浜のライブハウスに連れていき、ライブ終演後もそんなに彼らの良さがわからなかったマイワイフだったが、CDを貸して通勤途中に聞いていたら知らぬ間にはまっており、晴れて夫婦でファンとなってのライブ参戦である。場所は新しくなった赤坂Blitzに初来訪。開演10分前に到着したが、いやいや超満員ではないか!横浜のライブハウスでは、それほどファンがいるようには見えなかったが、メジャーになるとここまで増員が増えるのか、と。そうこうしていると突然TRFの「Survival Dance」のSEが鳴り始める。カランコロンにTRF?なんで?そう、これはavex所属をネタにした彼らなりのギャグだった模様。その違和感と共にメンバーが登場してきた。

 

東京カランコロン
予想通りというか、期待どおりというか、必殺のキラーチューン『少女ジャンプ』から幕をあける。彼らの武器であるメロディアスな楽曲と、キースムーンばりの独特でありつつ展開力が絶妙なドラミングセンス、妙な風貌のベース、XTCゆずりのストレンジなリフを大量生産するリードギター、そしてツインボーカルによる絶品なコーラスワーク、この5人でしか鳴らせない、バンドサウンドがとてつもなく心地よい。特にボーカル力、お互いソロで活動していたという事のもあるのだろうけど、この二人でしか鳴らし得ない”MAGIC”が明らかにここで起きている。その瞬間に立ち会えた事が、この何とも言えない多幸感を感じさせてくれるバンドと出会えたことが何より嬉しい(別のベクトルで言えばももクロぐらいか笑)。新譜からの楽曲はもちろんの事、インディー時代の代表曲から初披露の新曲まで、バランスをおさえたセットリストも絶妙だった。新曲の2曲は、今夏に発売予定のメジャー初シングル。1曲目は、いちろー作のアップテンポなんだけど変拍子をふんだんに盛り込んだ複雑怪奇なビートロック「16のビート」、もう1曲は、せんせい作のジャジーでソウルな「It's more wonder 」。どちらもまったく別のベクトルを持った佳曲に仕上がっていた。とにかくライブ全編に渡ってメンバー達が心の底から楽しそうに演奏するもんだから、観ている側としては、笑顔にならない訳が無いでしょう。東京カランコロン、いいバンドだなほんとに。